じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

今年を振り返り2日目

いよいよ押し詰まり、師走も30日となりました。
昨日のブログ冒頭で、今年1月2日に目黒オフィスマンション屋上から撮影した、建設中の東京スカイツリーと東京タワーがふたつ並ぶ写真に続き、昨日撮影した同じ場所からのタワー&ツリーの2ショット?を掲載しましたが、もう一度快晴の本日撮影した2ショット写真を掲載します。
昨日は霞んでいてよく判りませんでしたが、よく見ると東京タワー先端が東日本大震災の揺れで右に曲がってしまっています。スカイツリーの外観が完成していて、それでも東京タワーのほうがここからは高く見えますね。


さて「じゃぽ音っとブログで振り返る2011年」、昨日の続きは東日本大震災の2日後から始めましょう。

★3月16日のブログは、平成22年度(第61回)芸術選奨文部科学大臣賞と新人賞決定のお知らせでした。芸術選奨は昭和25年に設定され、毎年「芸術各分野において、優れた業績をあげた方、または新生面を開いた方」に対して文化庁から贈られるものです。今年度の邦楽関連は、文部科学大臣賞に野澤錦糸さん<文楽三味線方>、砂崎知子さん<箏曲>、新人賞に藤井昭子さん<地歌>が選ばれました。
ブログ全文はこちらのページです。


この時期のブログには、大震災後の様々な様子が窺えます。
★3月17日のブログは『発売延期と配送遅延のお知らせ』。計画停電、それに伴う交通機関の運休、CD工場での生産の大幅な遅れなどが記されています。ブログ全文はこちらのページです。
★3月20日のブログは「ラジオに耳を傾けて」。被災地の声、安否情報、被災状況、さまざまなメッセージなど、被災地のラジオ局のを懸命な活動を伝える内容です。ブログ全文はこちらのページです。
★3月22日は「東日本大震災」。この未曾有の災害に際して「何をしたら良いのか」という問いかけでした。ブログ全文はこちらのページです。
★3月26日は「乗り越える一冊」。ブログ全文はこちらのページです。
★3月28日は「唄い継がれる民謡」。民謡の宝庫、東北地方に伝えられる民謡の伝承と、被災された民謡歌手の方々を紹介しています。ブログ全文はこちらのページです。
★4月4日は「世界中が祈り始めた日」。世界から届いた励ましのメッセージが紹介されています。ブログ全文はこちらのページです。


さてそれでは、当財団は何をすべきなのか?何が出来るだろうか?
当財団ではこの時期に、5月末に予定していた本年度の当財団賞贈賞式のやり方を変更し、本年度までに受賞された全15名の演奏家の方々の出演による「大震災チャリティ公演」として開催出来ないかどうか。開催日まで日時が迫る中、当財団賞を受賞後それぞれの邦楽ジャンルを代表する存在のひとりとなっておられる15名の演奏家の方々のスケジュール調整と、会場の設定など緊急の検討を始めていました。


★4月10日のブログは「紀尾井ホールへの道【桜編】」と題し、大震災の今年も変わらずに咲き誇る桜花〜季節の移り変わりと、震災からほぼひと月して再開し始めた邦楽演奏会を紹介しています。ブログ全文はこちらのページです。

★少し日を飛ばして、4月23日のブログは「田中信昭先生と東混の演奏会」。当財団は伝統芸能に加えて、音楽教育と日本と世界の文化・芸術に関する音源の公刊も行っています。このブログでは、エクソンモービル音楽賞を受賞された田中信昭氏の指揮による東京混声合唱団創立55周年記念公演を紹介しています。ブログ全文はこちらのページです。


 
★4月24日のブログは「チャリティ公演のお知らせ」でした。大震災後に慌ただしく進めてきた紀尾井中ホールでの「東日本大震災チャリティ公演 伝統芸能の夕べ」が決定し、当財団賞の全受賞者15名の出演を仰ぐことが出来ました。予定を変更下さり、急な依頼にお答え下さいました演奏者の皆様、そして、開催当日遠方においでになりながら司会をお引受け下さいました葛西聖司様に、この場をお借りして今一度厚く御礼申し上げます。公演詳細が記されたブログ全文はこちらのページです。

★ここで一足飛びに日を飛ばし、「チャリティ公演」が無事終了した翌日の6月1日のブログをご紹介します。5月31日の当日は、紀尾井中ホールで本年度の受賞者、山本泰太郎さんへの財団賞贈賞式から始められました。またチャリティ公演は、泰太郎さんと山本東次郎師一門による「三番三」で幕開きとなりました。「三番三」の舞台写真も掲載されたブログ全文はこちらのページです。

本日のブログはこれまで。
明日の大晦日には、駆け足で半年を振り返らねば!

(理事長 藤本)