じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

児童合唱まるかじりは3/7発売予定(3)

昨日のブログで、来年のNHK大河ドラマは「八重の桜」…という話題で進めるので、NHKさん繋がりで「アレ!」を話題にしてくださいと、民謡制作担当のKよりエールをいただきましたので、さっそくソレを話題に。
と、その前に、先ほど(24日22時〜)、NHK Eテレ『にっぽんの芸能 芸能百花繚乱』で、「雅楽の魅力」が放送されました。『芸能百花繚乱』でも、雅楽が取り上げられるのは初めてということだそうですが、芝 祐靖先生の解説がわかりやすく、もし「楽しい雅楽」のような番組が芝先生の解説であったら見たいかも、、、などど思いながら、みやびな世界にタイムスリップしておりました。
普段、雅楽にはなかなか接する機会が少ないと思いますが、例えば、江戸時代に生まれた長唄箏曲には、それよりも古い「能」を題材とした曲があるように、またそのいにしえの雅楽には、日本の伝統芸能、伝統音楽の原点があるような気がします。礼楽思想、陰陽五行説の影響などについても勉強したいと思うのですが、漢字が多くて挫折してしまう、、といいますか、だから「うなぎ」と呼ばれているといいますか、、、芝先生の番組に期待します!
雅楽に関しましては、明日(25日)国立劇場で「舞楽」の公演もありますし、最近雅楽のCDを復刻した事務局・堀内より2月22日に引き続き、充実したブログがアップされるのではないかと思います。

そして、私が語りたかった「アレ!」は、3月7日発売予定のCD「児童合唱まるかじり」です。NHK東京児童合唱団の指揮者 金田典子さんに、児童合唱の名曲51曲を選曲していただき、収録いたしました。このCDはビクターの音源を中心に、レコード会社各社のご協力をいただき、歌い続けたい児童合唱の名曲を集めたオムニバス盤です。今回は新たにNHK東京児童合唱団の皆さんに「あすという日が」「翼をください」「春の潮だまり」「ドレミの歌」「ピクニック」「線路は続くよどこもまでも」を歌っていただき、新録音いたしました。
東日本大震災からもうすぐ1年が経とうとしています。最近では、夏川りみさんや秋川雅史さんも歌われ、東日本大震災の復興支援曲として知られている合唱曲「あすという日が」を収録させていただきましたが、指揮をしてくださった金田先生は「勇気を持って歌う一曲なのだと思います」とおっしゃっていました。
児童合唱には、夢、希望、勇気、優しさ、そして不思議な世界に飛び込むチャンス、があるのだそうです。このCDがリリースされましたら、多くの方々に、勇気や希望をお届けできますようにと願っています。

(制作担当:うなぎ)