じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

7月17日(水)開催「爆クラVol.24」

「爆音クラシック」略して「爆クラ」というシリーズのイベント、ご存知でしょうか? 著述家、ディレクターの湯山玲子氏が“席亭”として毎回多彩なゲストの方を迎えるシリーズで、湯山氏のブログ(「湯山温泉」湯山玲子公式BLOGでは今までに開かれてきた「爆クラ」シリーズの紹介があり、刺激的なテーマが並んでいました。
来る7月17日(水)19:30開演(19:00開場)の第24夜「特別出張編」と題し、浅草のアサヒアートスクエアで開かれるとのこと。なんといっても私が心惹かれたのはそのタイトル「爆音で聴きたまゑ純邦楽
上記のブログから「爆音で聴きたまゑ純邦楽」について掲載されている文章をこちらに引用させていただきますと…

クラシック音楽を爆音で聴く「爆クラ」。教養としてのクラシックではなく、ポップスやクラブミュージックに親しんでいる人にこそ体験していただきたい爆音音浴&トーク
いつもの西麻布を離れて、今回は隅田川のほとり、アサヒ・アートスクエアに出張いたします。
鶴屋南北という会期題目にちなんで、テーマは日本のクラシック音楽である邦楽。
歌舞伎や能を見に行ったら、音の方に心奪われてしまった、という経験がある人には、マストの音楽体験の回です。義太夫節は太棹の音の凄さ、歌舞伎では女郎の足抜けシーンの音楽として、清元の中棹三味線弾、音響的には、日本のあらゆる声楽のもととなった聲明、天平から平安にかけてのモダーンミュージックとしての雅楽など、邦楽の他にちょっと類を見ない多様多彩な音楽の曼荼羅を爆音で処女航海していきます。

今年の「すみだ川アートプロジェクト」の題目は「江戸を遊ぶ―「ないまぜや!」鶴屋南北(Enjoying Edo:Mix it up like Tsuruya Nanboku)」(会期:6月15日〜7月31日)。こちらのホームページにも「爆音で聴きたまゑ純邦楽」の詳細が掲載されています→こちら。さらに上記のブログから引用させていただくと…

純邦楽を音楽全般、特にワールドミュージックの視点も取り入れつつ解説していただくゲストには、芸術祭賞受賞のCD『日本の伝統音楽』(キングレコード)等を制作し、邦楽だけでなく世界の民俗音楽のフィールドワークを敢行したこの道の泰斗である、星川京児さん。前回ゲストの坂本龍一さんからの強力お墨付きの彼は、各派や演奏家によって孤立し、全体像が見えない邦楽に、ひとつの道筋を提示してくれるでしょう。

星川さんはじゃぽ音っとの公演レポートでもいつも鋭い視点の原稿をお寄せくださる方。この強力なゲストを迎え、浅草のアートスクエアで邦楽でいったいどんな「爆音」が聴けるか、今からとても楽しみにしています。

お申し込みをご希望される方はこちらのページ内に掲載されているメールアドレスへどうぞ(※料金は当日受付にて精算とのことです)。

(じゃぽねっと編集部T)