じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

東京タワーの蝋人形館、閉館に

最近、東京タワーの蝋人形館が9月1日に閉館というニュースがWeb上で話題になっていました。
東京タワー蝋人形館が閉館へ、ネットで惜しむ声 ロックミュージシャンと拷問人形並ぶマニアックな施設(Jキャストニュース)
東京タワーのWebサイトでも告知があります(以下引用します)。

東京タワーろう人形館は1970(昭和45年)に開館しました。展示されているろう人形は、ろう人形館発祥の地、ロンドンの工房から直輸入したものです。
2001年にリニューアルし、「20世紀を飾った人たち」をテーマに国内外で活躍した人物が追加されています。中でも宇宙開発事業団の協力を得て製作された、毛利衛さん・向井千秋さんは人気があります。
さらに、世界中のろう人形館でもここにしか展示されていないロックミュージシャンのろう人形は必見で、CDの販売もしています。ろう人形を見ることは、あなた自身の歴史を思い起こさせることになるでしょう。ろう人形館でタイムトリップしてみてはいかが?
※東京タワー蝋人形館は2013年9月1日(日)をもって営業を終了させていただきます。

とのこと。長らく親しまれてきたものがなくなるというのはじつに残念なかぎり。
上記の引用にあるロックミュージシャンのなかでも、自分が気になる人形といえば、フランク・ザッパFrank Zappa)。その長い髪とヒゲを蓄えたユニークな風貌で、ご存知の方もいらっしゃると思います。
そのフランク・ザッパがロックミュージシャンとしてデビューする前、自転車を楽器にして音を鳴らすパフォーマンスを披露するTV番組の映像がYoutubeにアップされていまして、以前から興味深く観ていました。

この07:20〜あたりで、自転車のスポークをフランク・ザッパが指ではじくパフォーマンスに対し、司会者が「Sounds like Kyoto, Japan!」と話していると思われる箇所があります。その音は箏(Koto)、あるいは十七弦の音のように感じられますが、いかがでしょうか? 東京オリンピックより1年前(1963年)、アメリカのTV番組でこのような音が日本を連想させていたんですね。
東京タワーの蝋人形館が閉館間近、というニュース。今まで観そびれていた自分としては、一度観ておこうと思っています。

(じゃぽねっと編集部T)