じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

雨の日の美術鑑賞

せっかくの連休だというのに台風の影響か、豪雨の日曜日。
そんな雨の中、目黒区駒場<日本民藝館>へ。

休日の美術館は展示品より人を見に行くような所が多い中、ここは比較的落ち着いている事が多いので、静かにゆっくりと鑑賞できるお気に入りの場所です。

※雨の為?良い写真が撮れなかったので、著作権者Kamemaru2000さんがウィキペディアのページ(日本民藝館)に掲載なさっている画像を拝借致しました。 

11月21日(木)までは特別展柳宗理の見てきたもの」を行っています→展示|日本民藝館

2011年のクリスマスの日に他界した柳宗理(1915〜2011)。世界的な工業デザイナーとして活躍する一方、約30年間にわたり日本民藝館の三代目館長として活動しました。本展では、宗理が蒐集した当館コレクションの逸品をはじめ、柳家から遺贈された陶磁器や染織品、仮面などを展示。また、父宗悦から受け継いだ食器類も併せて展観し、柳宗理がどのようなものを見つめながら生活し、デザイン活動の糧としてきたのかを紹介します。 

日本民藝館HPより)


日本はもとよりアジアや世界各国の手技による布や焼き物など、柳宗理の審美眼を通した逸品たちがずらりと並びます。
かの白州正子さんも惚れ込んだ田島隆夫さん、その地機の紬絣着尺など、見ているだけでため息が出てしまいます。はあー。(もちろん、出来れば欲しいんですけど!!)

展示会場で目の保養をした後は、1階にあるミュージアムショップへ。
正式名称を「推薦工芸品売店」といい、日常使いの焼き物や雑貨など、全国から集められた新作工芸品を販売しています。
高ーい作家さんものなどのもありますが、お手頃価格で素敵なものが手に入るので、ついついお買い物してしまいます(泣)。

今回は、大好きな大分県の小鹿田(おんた)焼きの蓋付き小物入れを購入。先に買ったお茶碗が良い感じに大活躍してくれているので、好評につき仲間入り。

こんなに素敵なのに、お値段は意外にリーズナブル!で、これまた素敵。
早速梅干しを入れてみました。明日の朝ご飯の時間が楽しみです。
(少々料理の腕もごまかせる…かな?なんて)

9月は祝日が多いので、普段は行かないような美術館にも足を運んでみたいです!

日本民藝館 HPはコチラ → http://www.mingeikan.or.jp/

(まりちょ)