じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

鬼太鼓座 クロニクル Part 5

好評販売中の同作品ですが、いろいろなオーディオ誌のレビューでも取り上げられております。今回は収録されている5枚目の作品「怒涛万里」のご紹介をさせていただきます。

オリジナル・タイトル:鬼太鼓座 「怒濤万里」
CD番号 1:VICG-60201(ダイレクト・カッティング盤、1999年9月22日発売)
CD番号 2:VICG-60202(20bitマスタリング盤、1999年9月22日発売)
LPレコード(アナログ・ディスク)番号:VIJG-60001、1999年9月22日発売)
DVD-Audio番号:VIAG-60001、2002年3月21日発売
(注 1)LPレコードには、「鼕々」「火の舞」2曲を収録。
(注 2)DVD-Audioには、CD収録全曲の「MLP/5.1ch/96KHz/24bit」及び「リニアPCM/2ch/192KHz/24bit 」音源、双方のフォーマットによる「富嶽百景 キタラ・バージョン」、鬼太鼓座ライブビデオ「富嶽百景」からのハイライト映像と192KHZ / 96KHZ 24bit 2ch 5.1ch/静止画/映像を収録。
タスキ・キャッチコピー:
「結成以来一貫した姿勢で和太鼓界をリードし続けている鬼太鼓座!彼等の生の演奏の感動をあますところなく収録した最新・最強のアルバム!」
プロデューサー:田耕、藤本草、仙田勇
録音ディレクター:藤本草、鳥居誠
録音エンジニア:服部文雄、高田英男
録音システム・エンジニア:吉岡恵一郎、奥原秀明、大橋正路
アシスタント・エンジニア:袴田剛史
収録会場:札幌コンサートホールKitara(北海道)
収録日:1998年12月7日
録音方式:2チャンネル一発録音
録音レコーダー 1:ステューダー A-80改 (1インチ2chアナログ・レコーダー)
テープ速度:76cm / sec
録音レコーダー 2:ジェネックスGX-8000(192kHz/24bit 2chデジタル・レコーダー)
録音レコーダー 3:ステューダー A-820 (24chアナログ・レコーダー)
録音レコーダー 4:ソニー PCM-3348 (48chデジタル・レコーダー)
(注)録音レコーダー 2は、【VICTOR STUDIO HD-Sound.】からの高音質配信マスターに使用。
録音レコーダー 3, 4は、DVD-Audioサラウンド音源に使用。
SACDマスタリング・スタジオ:ビクタークリエイティブメディア(株)マスタリングセンター
マスタリング・エンジニア:杉本一家
マスタリング再生レコーダー:ステューダー A-80改 (1インチ2chアナログ・レコーダー)


SACDボックス収録に当たって>
メインエンジニアに服部文雄、各マイクのアレンジメントとマイク・アンプ設定、コンプレッションその他を高田英男という、それぞれ「クラシック・伝統音楽」と「ジャズ、フュージョンからポップス」レコーディング界を代表する二人のエンジニアに加え、ハイ・ビット&ハイ・サンプリングによるデジタル収録に奥原秀明、システム・エンジニアに吉岡恵一郎という、ビクタースタジオの4名のエンジニアが札幌に集結して収録した、鬼太鼓座の記念碑的アルバム。ダイレクト2チャンネル一発録音で、どのように鬼太鼓座の音圧〜迫力を収録出来るのか。 また、その結果を持ってアナログ・ダイレクト・カッティングが成功するのか。オリジナルCDアルバムの制作は全てがとても大がかりだった。今回のSACD新マスタリングでの、1インチ/76cmオリジナル・マスターからの再生音に、録音当時の様々な試行錯誤が甦った。また、オリジナルのダイレクト・カッティングCDアルバムのクォリティーが非常に高く、SACDとなってそのイメージが更に高まることに、スタッフ全員で取り組んだと言っても過言ではない。

(Yuji)