じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

世界遺産・石見銀山

前回投稿した石見神楽の話題に続き、世界遺産石見銀山をご紹介します。

Wikipedia「石見銀山」
石見銀山(いわみぎんざん)は、島根県大田(おおだ)市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)である。上述の最盛期に日本は世界の銀の約3分の1を産出したとも推定されるが、当銀山産出の銀がそのかなりの部分を占めていたという。

石見銀山は、昔からの風情ある建物が残された地区、自然と調和している鉱山跡、積み出しに使われた港を含む広大な世界遺産。鉱山を取り巻く地区を貸自転車で巡ってみたのですが、なかなか楽しかったです(坂が多いため、脚力の有無にかかわらず電動自転車が便利でした(^^)/)。
清水谷精錬所跡(明治期に作られた精錬所)

「間歩」(まぶ)と呼ばれる坑道が500余りあり、番号が付与されています

数ある間歩のなかでも規模の大きい、龍源寺間歩
 

風情のある建物、街並み
 


「らとちゃん」
http://www.ginzan-wm.jp/character
螺灯(らとう)と鉱夫の衣装がモチーフのマスコットキャラクター「らとちゃん」。螺灯とは、かつて石見銀山の間歩(坑道)でも使われた、サザエの殻に油を入れて火を灯す明かりのこと。恥ずかしがり屋さん、だけどいったん「火」がつくと、ソコヌケに明るい性格なのだとか…。

機会がありましたら、観光にいかかでしょうか。
島根県/文化財課世界遺産登録推進室/石見銀山(日本語及び英語)
石見銀山資料館
Iwami Ginzan Silver Mine and its Cultural Landscape(UNESCO)

(じゃぽマガジン編集 Tas)