じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

百人一首の殿堂、時雨殿


百人一首の著名な研究者で、百人一首グッズのコレクターでもある吉海直人(よしかいなおと:同志社女子大学教授)先生が館長を務めていらっしゃる、小倉百人一首殿堂 時雨殿(しぐれでん)。
嵯峨嵐山文華館
京都・嵐山の渡月橋から大堰(おおい)川の左岸を上流に少し歩いたところにあります。上記ホームページには館内の写真が紹介されていますのでご覧ください。2階には120畳の大広間もあり時雨殿周辺のロケーションもあいまって、ゆったりと百人一首の世界に浸ることができる、京都おすすめスポットのひとつです。現在行われている企画展、「百人一首を彩る女流歌人たち〜小野小町とその伝説〜」は3/30までです→展覧会 | 嵯峨嵐山文華館

百人一首』とは、100人の歌人の歌を1人1首づつ選んだ歌集のこと。
平安時代末から鎌倉時代前期にかけて活躍した歌人藤原定家が選んだとされています。江戸時代に絵入りの歌かるたが誕生すると庶民に広がり、現在では札を取る速さを競う「競技かるた」でもおなじみです。
100首の歌は、『古今和歌集』や『新古今和歌集』など天皇の命により編纂された勅撰和歌集の中から選ばれています。


吉海先生には多くの著書・監修書がありますが、数冊ご紹介いたします。
百人一首への招待』(ちくま新書)下記1/24の公演プロジェクトではこの本を表記等の参考としています→筑摩書房 百人一首への招待 / 吉海 直人 著
『図説 地図と由来でよくわかる!百人一首』(青春出版社)図説という切り口で新鮮な角度から百人一首の魅力を再発見できる本→図説地図と由来でよくわかる!百人一首 (青春出版社): 2010|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
『こんなに面白かった「百人一首」』(PHP文庫)値段も手頃で気軽に読める文庫本。現代に引き寄せた解説も理解を助けるものがあります→http://book.akahoshitakuya.com/b/4569674208


そして、時雨殿館長の吉海直人先生が監修される公演が1/24に開催されます→百人一首の世界~いにしえの恋のうた~加賀美幸子、WASABI | jtcf.jp – 公演 公演当日も短歌の募集を行います。当財団の20周年記念公演でもあります。ご来場お待ちしております→「恋のうた」プロジェクト〜恋にまつわる短歌を大募集!!【締切】 | じゃぽマガジン


ご参考リンク:
開運招福!能と糸あやつり人形 お正月公演 〜百人一首 - じゃぽブログ
和歌すごい。 - じゃぽブログ
百人一首 - じゃぽブログ

(J)