じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

第70回文化庁芸術祭賞贈呈式

平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞贈呈式が2016年2月8日(月)、東京の明治記念館で開かれました。当財団は「虚無僧尺八〜伝承の軌跡/酒井松道」(CD5枚組)でレコード部門の芸術祭優秀賞を受賞しました。

受賞作品につきましては、こちらでご紹介しています。→ 「伝統を未来に・・・」 2016 - じゃぽブログ
会場では、演劇部門、音楽部門、舞踊部門、大衆芸能部門、テレビ・ドラマ部門、テレビ・ドキュメンタリー部門、ラジオ部門、レコード部門の順に受賞者・受賞作品が紹介されました。

贈呈式に続いて開かれた祝賀会では、演劇部門で大賞を受賞した松本幸四郎さんをはじめ、各部門の代表者のスピーチがありました。
音楽部門ではKAAT(神奈川芸術劇場)の公演で大賞を受賞された女流義太夫人間国宝、竹本駒之助師がお話しされました。

当財団は平成21年度に「人間国宝 女流義太夫竹本駒之助の世界」(CD11枚組)で芸術祭レコード部門の優秀賞をいただいています。駒之助師には今度はご自身の公演での大賞ということで、お喜びも一入のようでした。また、受賞した公演でも三味線をつとめた鶴澤津賀寿さんは日本伝統文化振興財団賞の第4回受賞者で、ますますのご活躍をお祝いする場に立ち会えたのはうれしいことです。
音楽部門の新人賞は三味線演奏家の本條秀慈郎さんでした(写真右端)。昨年は出光音楽賞も受賞した31歳の注目の演奏家、今年はニューヨークに居を移して活動予定とのこと。伝統音楽に新風を吹き込んでくれることでしょう。今後の活躍が楽しみです。
今年度の受賞一覧は、文化庁のこちらのページをご覧ください。 →平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞受賞一覧

(Y)