じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

柴田南雄生誕100年・没後20年!!

合唱ファンにはおなじみの柴田南雄先生は、今年生誕100年・没後20年を迎えました。

あらゆる分野で偉業を成し遂げた柴田先生ですが、とりわけシアターピースのなかでも、尺八を演奏しながら客席の中を行き交う「追分節考」、まりつき、お手玉、羽子板など子どもたちが遊びをしながらわらべ歌を歌う「北越戯譜」などは、合唱ファンならずとも馴染み深いものがあるのではないでしょうか。
追分節考」「北越戯譜」を収録したCDは上記VZCC-91、92の2枚組CDです。詳細はこちら⇒ じゃぽ音っと作品情報:柴田南雄/合唱のためのシアター・ピース[SHM-CD増補解説版](2枚組) /  田中信昭(指揮)/佐藤信(演出)/東京混声合唱団/他
北越戯譜」関連記事はこちら ⇒じゃぽブログ「大の阪(大の坂)」 
西洋音楽の手法を知り尽くした上で、日本民謡東大寺の声明など日本文化にも大変深い理解と興味を持ち、合唱の世界に新しい世界を切り拓いた巨匠の偉業には、改めて感動することしきりです。演奏会も多数行われることと思いますが、この機会に、もう一度聴きなおしてみてはいかがでしょうか???

「無限曠野」「児童合唱のための銀河街道」ほかを収録した2枚組CD

詳細はこちら⇒ じゃぽ音っと作品情報:無限曠野/銀河街道 ── 柴田南雄後期作品集(2枚組) /  高橋悠治、田中信昭、東京混声合唱団 他

「優しき歌・第二」ほかを収録したCD

詳細はこちら⇒ じゃぽ音っと作品情報:日本合唱曲全集 優しき歌・第二/柴田南雄 作品集 /  東京混声合唱団 他

11月5日には東洋音楽会第67回大会の公開講演会があり、「東洋音楽学会と柴田南雄―学会創立80周年と柴田南雄生誕100周年にあたり―」と題したシンポジウムが開かれます。それに続いて、柴田南雄作品(「熊野へ参らむと」「遠野遠音」)の公開演奏会も予定されています。

公開講演会・演奏会は、会員以外の方も自由に聴講できるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。→ 一般社団法人 東洋音楽学会

(やちゃ坊)