じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

はじめまして宝塚

11月も今日で終わり。 この一ヶ月、本当に早く日が過ぎたと感じています。 そんな中、初めての体験を!友達から誘われて「宝塚歌劇」を観に行ってきました。星組「愛と青春の旅だち」 今を逃したら、一生行くきっかけを逃すかも?と思いましたので(笑)。友…

宮薗節を知る会

宮薗節(みやぞのぶし)を聴いたことがありますか? 〜節といっても民謡ではありません。江戸時代に生まれた三味線音楽、浄瑠璃(語りもの)の一つです。創始者の宮薗鸞鳳軒(らんぽうけん)という人にちなんで宮薗節というのだそうです。 邦楽のジャンルと…

善福寺公園あたり

杉並の善福寺公園周辺。都会の喧騒を逃れて、枯葉を踏みしめて歩くときのカサコソとした音や池を渡るすがすがしい空気にほっとしたひとときを見出す・・・、そんな素敵な場所であることは多くの方がきっとご存知でしょう。 JR荻窪駅から「南善福寺行」のバ…

廣瀬量平――日本の音の原像

六本木の国際文化会館(◆)の中にある岩崎小彌太記念ホールで2006年から開催されている「IHJ伝統文化シリーズ」。今週11月24日(水)はその第9回目、作曲家・廣瀬量平さんの邦楽器のための作品連続演奏会の第一回でした。この日は2008年に逝去された廣瀬さ…

「龍馬」の桂浜にて

来る11月28日の日曜日、ついにNHK大河ドラマ「龍馬伝」が最終回。“龍馬”が、かつてこれほど巷で話題になったことはなかったのではないかと思えるほど。それと同時に、今年ももう残りわずかになってきたことをしみじみと感じます。個人的な写真アーカイヴより…

クラムボンの会 林洋子さん

2010年2月14日の「やまなし」「よだかの星」(作:宮沢賢治/語り:林洋子)で幕を開けた連続7回の「クラムボンの会30周年記念大公演」。その最終公演が2010年11月23日(火・祝)、100名以上のお客様をお迎えし、東京・求道会館にて開催されました。30周…

小山清茂 吹奏楽版「木挽歌」

今週11月27日(土)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団による第23回ティアラこうとう定期演奏会(指揮:矢崎彦太郎)で、小山清茂『管弦楽のための木挽歌』が演奏されます(◆)。以前、音楽の教科書に鑑賞曲として長く掲載されていたので、ある年代以…

「源氏物語絵巻」一挙公開中

東京の五島美術館(世田谷区上野毛)で開かれている、国宝「源氏物語絵巻」の展覧会に行ってきました。 源氏物語絵巻は平安時代末期に制作された、現存するなかでは日本でもっとも古い絵巻物です。現在に伝わるのは全体の四分の一にあたる20段分(絵は19画面…

第62回 小唄 とよ五会

2010年11月21日(日)、東京・三越劇場にて、『第62回 小唄 とよ五会』が盛大に開催されました。 現在、小唄春日会顧問でいらっしゃる春日とよ五さんは、今年95歳のお誕生日を迎えられました。95歳というご高齢でなお現役の“お師匠さん”として、多くのお弟子…

渡辺眸 やさしいかくめい

土取利行さんのCD『縄文鼓――大地の響震』を当財団から復刻する際に、土取さんからの紹介で出会ったのが写真家の渡辺眸さんです。縄文鼓プロジェクトを長期に亙って取材した写真(殆どが未発表)をお宅で見せていただき、その内の数枚を復刻版CD解説書に…

熊本で箏ワークショップ

11月18日(木)と19日(金)の2日間、全日本音楽教育研究会全国大会が熊本で開かれました。全国各地の幼稚園から小学校、中学校、高校、特別支援学校までの音楽の先生が1,200名以上参加しました。 18日には研究授業と各種のワークショップがあ…

「アトムの足音が聞こえる」

来春ユーロスペース他で公開予定の映画「アトムの足音が聞こえる」(冨永昌敬監督)の試写会へ。国産のTVアニメシリーズ第一号といわれる「鉄腕アトム」の音響デザインを担当された大野松雄さんのドキュメンタリー映画です。“アトムの足音”をお聴きになりた…

フォトアンドサウンド

昨日は一日中雨でしたが、このところの東京の空はなかなか美しくて、カメラが欲しくなってしまいました。iPhoneで気楽に撮るのもいいものですが、<モノ>としての存在感があるカメラがあるといいなと。そういえば著名な風景写真家、竹内敏信氏のポル…

沢井一恵 箏=KOTO 360°

今週発売された雑誌『G-Modern』vol.29(◆)は「日本の周縁音楽」という特集を組んでいて、琵琶法師・山鹿良之さんに関連する記事も掲載されているほか、「レーベル探訪」というコーナーでは日本伝統文化振興財団が登場しています。また当財団の近作CDの特…

お気に入り

ちょっとお気に入りの建物。 左は外階段の部分で、下の写真は1階フロアでパティオ風? まるでヨーロッパの建物みたいで、毎日通ってはふとガウディ建築を彷彿させるのは私だけでしょうか? ←こちらはバルセロナへ行った時の思い出の写真。 ところで先日、映…

革命のオペラに詩を聴いた

先週の金曜日、12日、新国立劇場でウンベルト・ジョルダーノ(イタリア1867-1948)のオペラ「アンドレア・シェニエ」初日を観てきました。これ、初めてオペラを見るかたにもオススメです。日程を先に書いておきますと、今日が二日目、以降は18、21,24日と上…

東洋音楽学会

昨日の記事でも紹介しましたが、11月13日と14日、東京学芸大学の小金井キャンパスで、東洋音楽学会第61回大会が開かれました。大会のテーマは「東洋・アジア音楽のすがたとこころとはたらき」。13日の公開講演会と公演、田邉尚雄賞授賞式に行ってきました。 …

ヒュー・デ・フェランテ氏に田邉尚雄賞

本日開催された東洋音楽学会で、東洋音楽の分野において優れた研究成果を対象とする「田邉尚雄賞」の授賞式が行なわれました。平成21(2009)年度 第27回の同賞受賞者は、以下のお二人です。◆ ■ 1 Hugh de Ferranti "The Last Biwa Singer : A Blind Musici…

万博跡地にて

先日、生まれて初めて大阪・千里丘陵にある日本万国博覧会の跡地を訪れたのですが、目の前で見る太陽の塔の圧倒的な存在感にあらためて驚きました。 今年ももう残り少なくなってきましたが、1970年に万博が開催されて40周年なんですね。跡地は緑豊かな公園と…

チュニジアの音楽家も琵琶に興味を持っていた

昨日帰宅したとき、「VISA」という雑誌が自宅に届いていました。チュニジア特集が組まれており、「チュニス、食のワンダーランド」というタイトルと市場の写真が表紙に。「アフリカ北西部、地中海に面した国…フランス保護領時代の面影を残す首都チュニスを中…

青森の魅力

来月12月4日の東北新幹線「新青森」開業に向け、各メディアが青森を取り上げ、さまざまな情報を私たちに届けてくれています。私も数年前に1度だけ家族旅行で青森に行きましたが、行ってみたい所がまだまだたくさんあります。世界遺産・白神山地西麓にある青…

百人一首

マイブームはマンガ 大人(?)になってマンガを読むとは思ってもいなかったのですが・・・。 最近読んだマンガが「超訳百人一首 うた恋い。」(杉田圭) 百人一首は、藤原定家が選定した詞歌集。 和歌の種類は恋が断然多かったのですね43首も。 季節では秋…

浅草七福神めぐり

11月最初のよく晴れた土曜日、友人たちと「浅草七福神めぐり」に出かけました。浅草寺にはお詣りに行きますが、七福神めぐりははじめてです。浅草七福神は次のとおり、なぜか9カ所(九社寺)あります。 1浅草寺(大黒天) 2浅草神社(恵比寿) 3待乳山…

秋、神田神保町

ピーカンの空をひさびさ見て、大好きな街・神田神保町へ(その日飛行船が見えたんです!)。 10月末から11月初旬まで神田古本まつりが催されたばかり。この街の風物詩です。 先ごろ自分もこの街に数多く流れてくる圧倒的な古書を興味津々に眺め……一冊購入。…

再放送:清元延寿太夫 清元梅吉

この秋に放映されて大きな反響を引き起こしたNHKのドキュメンタリー番組『若き宗家と至高の三味線〜清元二派88年ぶりの共演』が、今晩NHK BShiで再放送されます。追記●見逃した方、BShiが視聴できない環境の皆様に朗報です。2010年11月22日(月)【21日(…

六代目笑福亭松鶴7枚組CD発売!

落語ファンの皆様、大変ながらくお待たせいたしました!! 上方落語界に今も語り伝えられる六代目笑福亭松鶴の一世一代の連続独演会、その完全CD化(7枚組)を、11月3日に発売いたしました。 CDタイトルは『六世松鶴極つき十三夜』。(7CD)VZCG-8457〜63、…

クラムボンの会主宰 林洋子さん

11月3日は「晴れの特異日」として知られていますね。今年も朝から良い天気でした。クラムボンの会主宰林洋子さんが東京で産声を上げた80年前のこの日も、きっと秋晴れだったのでしょう。林さん自ら「晴れおんな」とおっしゃる通り、少しの雨なら吹き飛ばして…

「なめとこ山の熊」そして「巨豚」

昨日本郷にて、東京大学のすぐ近くなのですが、求道会館という所で林洋子さんが主催するクラムボンの会「30周年記念大公演」がありました。(そしてこの日は林さんの80回目の誕生日でもありました。)クラムボンの会 琵琶を弾きながらまず「なめとこ山の熊」…

「日本音楽の巨匠」4社合同CD企画

5年前の平成17年(2005年)4月、邦楽音源を多く有するレコードメーカー4社で合同CD企画を立ち上げたことがありました。題して「日本音楽の巨匠」。全25タイトルの内訳は、コロムビア:7タイトル、キング:5タイトル、クラウン:4タイトル、当財団:9…

マグロ

羽田空港が国際化になり、昨日はパリから地中海産マグロが到着したそうですね。 どんなお味なんでしょ)^o^( そういえばある日・・・。 「マグロ切れそうですよ」 「大丈夫!今生産中だから、まもなく入荷」 「大漁(いや大量)注文ありましたよ」 「何本?」…