じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さらば寅年

年越しの鐘まであと少し。 本年もたくさんの皆様からご支援ご協力、ご指導ご鞭撻を賜りました。 弊財団スタッフを代表して心より厚く御礼申し上げます。私どもは財団名称の通り、伝統文化の振興につながることすべてを対象にしています。 今日は、その中から…

野坂操壽×沢井一恵 新曲公募

このたび、邦楽ジャーナルを通じて野坂操壽さんと沢井一恵さんの二重奏による新曲の公募が行なわれます。このプロジェクトには当財団も協力いたします。「邦楽ジャーナル」誌の1月号56頁掲載の記事をご紹介させていただきます。 野坂操壽×沢井一恵 ふたりの…

天台宗円融寺の午後

当財団は今年2010年の1月25日以来、事務所が目黒区目黒本町5丁目の住宅街のなかにあるので(*)、ちょっとした路地に入るだけでも面白い発見があります。一昨日は仕事納めの日でしたが、昼過ぎに事務所を出て、あまりにも空が青かったのでいつも使っている東…

中山音女のSP盤 その後

(2010年12月24日読売新聞 文化欄 掲載記事) 10月15日付けの当ブログ(「情報求む=奄美しまうた・幻のSP盤」)、12月24日付けの読売新聞全国版・文化欄(上に掲載した記事)で、情報提供を呼び掛けてからというもの、本当に多くの皆様からさまざまなアド…

2月開催、2つの民俗芸能祭

2011年2月に東京で開催されるふたつの民俗芸能祭についてお知らせいたします。どちらも往復ハガキによる事前申込みが必要となりますが、入場無料です(応募多数の場合は抽選)。両フェスティヴァルの内容は毎回非常に貴重な演目ばかりでお奨めです。出演芸能…

金沢蓄音器館

一昨日のレ・コード館につづいて、「日本の基礎音楽資料としてのSP盤」の調査で今年の3月初旬に訪ねた金沢蓄音器館をご紹介します。 こちらは金沢市内でレコード店を営んでいた八日市屋浩志氏が収集してきた蓄音器540台、SPレコード約2万枚の「山蓄コレク…

お正月は「春の海」で

クリスマスも終わりもういくつ寝るとお正月・・・という時期です。お正月はやっぱり純邦楽!ということでもないのですが(普段から生活のなかで自然に楽しんでいただきたく、私たちは活動していますので)、今日はお正月に聴いてその気分を満喫できる純邦楽…

レ・コード館を訪ねて

今年を振り返ってみて、夏が猛暑だったことは覚えているのですが、あとはなんだか慌ただしくすごした一年だったなぁという印象です。 今年の初めはどうしていたのかと手帳を開いてみたら、そうでした!昨年度の文化庁からの委託業務「音楽情報・資料の収集及…

サンタが街にやってくる

12月24日、新しいCD企画打ち合わせのため、都内渋谷某所にやってきた。街は人であふれていたが、ケーキ屋さんより、渋谷郵便局の方が混んでいたのは、気のせいか。窓口20人待ちって・・・・。 打ち合わせは、某合唱団のKさん。 Kさん:あごに手を…

クリスマス・イブ

12月24日、今日はクリスマス・イブですね。しかも金曜日のイブ。クリスマスの明日はお休みという方も多いことでしょう。「クリスマス」といえば、キリスト教の行事。とはいえ日本人にも馴染みが深く、全世界的に親しまれている素晴らしい行事。ワイワイする…

武蔵五日市七福神

12月23日、天皇誕生日。今日はとても暖かく、穏やかな陽射しが心地よい冬の1日でした。街にはクリスマスソングが流れ、素敵なイルミネーションが私達の目を楽しませてくれています。しかしクリスマスが過ぎれば、すぐに新年ですね。2011年はすぐそこです。私…

第65回文化庁芸術祭賞決定

昨日、平成22年度(第65回)文化庁芸術祭賞の受賞一覧が発表されました。詳細は文化庁のHP内でPDFファイルにて閲覧できます(◆)。過去の芸術祭受賞一覧はこちらです(◆)。芸術祭はいくつかの部門に分かれていて、当財団が主に関わっているのはそのなかの…

表参道

先日、久々に表参道に行ってきました。かつては事務所が近くにあったので、気軽に寄り道していましたが、遠くなるとなかなか縁遠くなってしまいました。この日は友達が教えてくれたパンケーキのお店へ。いつも長蛇の列のようですが、30分くらい外で並んで店…

レッスンマスター、もうひとつの使い方

「軽い、カンタン、音がいい、のキャッチフレーズのこの製品。録音機、チューナー、メトロノームの一台三役」ということで、先週録音機&チューナーとしての機能を試しました。レッスンマスターをスタジオで使ってみた - じゃぽブログ 写真はモニタースピー…

校歌斉唱

今年も秋に高校の同窓会がありました。地方の県立高校なのですが、東京同窓会というのがあって、毎年1回総会と懇親会を開いています。 昭和1ケタから平成1ケタ生まれまで、今年は約130名が集まりました。再会を喜んだり、初対面でも共通の話題でうちと…

CD「箏・桐韻会」

12月22日に発売されるCD「箏・桐韻会」をご紹介します。 解説:谷垣内和子/英訳解説付(English Notes Enclosed) :有澤知乃 収録曲を1曲目から順番に。1曲目は、唯是震一作曲「三曲第一番」です。 1961年に作曲された、三弦と箏と尺八による三重…

宮沢賢治記念館へ(今年を振り返る)

今年も残りわずか。2週間を切ろうとしています。みなさんの2010年はどんな一年でしたか?今年の自分を振り返るなかで、ふと思い出したこと……6月、急に思い立って日帰りで遠出してきたところがありました。 ――花巻です。 新幹線で盛岡まで行き、そこから花巻…

民謡歌手・加賀山昭さん、石川県文化功労賞受賞

北陸民謡の第一人者、加賀山昭さん。石川県珠洲市出身、金沢市在住。テレビ、ラジオの民謡番組にも数多く出演し、伸びやかで味のある唄声で私達を楽しませてくれています。その加賀山昭さんが、この度“地域文化の発展に貢献した”として、石川県文化功労賞を…

歌舞伎「摂州合邦辻」「達陀」

今日は久しぶりに休暇を取って、日生劇場で歌舞伎を観てきました。通し狂言『摂州合邦辻』では尾上菊之助の玉手御前がじつによかった。今年5月の大阪松竹座で初めて玉手を演じてこれが二度目の舞台ということですが、難しい役を劇の進行に応じて見事に演じ…

つるとかめ

少し前、テレビを見ていたらNHKの公開録音観覧希望者の募集のお知らせをしていました。画面のゲストには「つるとかめ」と。気になって調べてみたら NHK FMラジオで元旦(午後0時15分〜2時)に放送される「新春!民謡列島2011」でした。募集は既に終わっ…

レッスンマスターをスタジオで使ってみた

軽い、カンタン、音がいい、のキャッチフレーズのこの製品。録音機、チューナー、メトロノームの一台三役ということで、とても便利なものです。単四乾電池二本で駆動。 »•iî•ñ XA-LM3 bƒrƒNƒ^[ 何の予備知識も無くスタジオへ持っていって、邦楽器+電気…

大和田ホールと「六段」と

渋谷に、伝統芸能の公演ができるホールがオープンしました。 JR渋谷駅からだと、南改札を出て西口へ。大きな歩道橋を渡ってセルリアンタワーの近く、歩いて5分くらいのところにあります。11月に開館した渋谷区の施設「文化総合センター大和田」の3階から7…

「箏曲地歌大系」を追加生産

『箏曲地歌大系』は当初昭和62年(1987年)にビクターから「LPレコード60枚組」で発売され、その後ビクターから一度CD化された後、当財団から再び200セット限定で2002年にCD版を復刻発売。税抜価格18万円という値段にも関わらず、収録音源の良さと監修者平野…

マラソン、沖縄、エイサー

先日12月5日、マラソン大会が全国各地で開かれました。 そのなかでひときわ注目が集まったのは、福岡国際マラソンでしょうか。沖縄ではNAHAマラソン、奈良では遷都1200年記念の大会もあり、全国で同じ日に開催された大会をざっと調べると多数見つかりました…

安藤栄子 テレビ収録

10月20日に新曲「恋の名残月C/W うかれ奴さん」をリリースした安藤栄子。 現在テレビ埼玉「あさ美と栄子の歌謡音楽館」(毎週水曜日10:30〜11:00)にレギュラー出演中です。安藤栄子 オフィシャルホームページ昨日、同じテレビ埼玉で放送中の「ときめき歌謡…

邦楽技能者オーディション 地歌箏曲 岡村慎太郎

今月末12月29日に、第11回邦楽技能者オーディション合格者CD「地歌箏曲 岡村慎太郎」が発売となります。収録曲は「四季の眺」「雲井の曲」「笹の露」。 CDの収録曲から1曲ご紹介。 草葉色づき 野菊も咲きて 秋深み 野辺の朝風 露身に沁みて ちら…

クリスマス

とうとう12月になっちゃいましたね!街はクリスマス一色。 既に11月下旬には商店街でクリスマスソングが流れてましたが(^^;スターを迎えて華々しくイルミネーションの点灯式が行われたのも確か11月?世の中まるまる一ヶ月はクリスマスを楽しもう!…

ニューヨーク・パンクのカリスマ

こういった仕事をしているからと言って、パンクを聴いてはいけないということはないでしょう・・(笑)。でもイギリスのパンクとはちょっと違うサウンドなんですが。ニューヨーク・パンクのカリスマ、またはニューウェイヴの鬼才として伝説化した存在、トム…

桃山晴衣 そらへ澄みのぼる声

今日12月5日は桃山晴衣さんの三回忌です。桃山さんの演奏やお話しに直に接して、日本が明治以来断絶させてしまった日本の文化伝統を取り戻すことの大切さに気付き、その後桃山さんの教えを胸に、各自の持ち場で仕事を続けている方も数多くいらっしゃるのでは…

鈴木輝昭インタビュー

作曲家・鈴木輝昭さんのインタビューが雑誌「教育音楽 中学・高校版」12月号(音楽之友社)に掲載されています。この雑誌は中学・高校の音楽の先生向けのもので、記事内容の多くは演奏や鑑賞など音楽の授業の作り方に関するものです。今月号の高校特集が「授…