じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

テノール歌手 木下保先生(1)

2月18日に、『日本の合唱まるかじり』 というCDをご紹介した際に、木下 保(きのした たもつ)先生の話で終わりましたが、本日は声楽家(テノール)で、合唱指揮者であった木下保先生の新しいアルバムをご紹介します。 3月2日にリリースされます 『木下保…

荒ぶる「地域伝統芸能まつり」

第11回「地域伝統芸能まつり」の第2日に行ってきました。(2月27日 NHKホール 財団法人地域創造主催) 2日間にわたり、全国の芸能を一堂に集めて紹介する催しで、この日は地域伝統芸能が6番と古典芸能が2番披露されました。 古典芸能をあわせて上演するのは…

“日本伝統音楽の源流”聲明公演

ただいま、聲明公演より帰宅しました! 聲明公演 大曼荼羅供(だいまんだらく)―日本伝統音楽の源流を求めて この写真は公演が行なわれたサントリーホールです。 ここで生の聲明(声明、しょうみょう)を体験。大ホールでの聲明は素晴らしい音響体験でした。…

日本伝統音楽とキリシタン音楽との出会い

CD:箏曲「六段」とグレゴリオ聖歌「クレド」 監修・解説・指揮:皆川達夫(音楽学者、中世・ルネサンス音楽史)、解説:久保田敏子(京都市芸術大学日本伝統音楽研究センター所長、日本音楽史)、演奏:野坂操壽(箏)/中世音楽合唱団/神戸愉樹美ヴィオ…

よみがえる琉球芸能 江戸上り 舞台公演

今週末に行われる公演「よみがえる琉球芸能 江戸上り」をご紹介します。琉球王国では薩摩藩の支配下に置かれてから国王即位や徳川将軍の代替わりのたびに、幕府へ使者を派遣しました。これを「江戸上り(のぼり)」と言い、その一行は江戸城や薩摩江戸屋敷で中…

「蘇合香(そこう)」二年がかりで上演

今週2/26(土)の午後2時から、国立劇場大劇場で舞楽「蘇合香(そこう) 一具」が上演されます。ただし、今年は「前半」のみ(序一ノ帖、三ノ帖、四ノ帖、五ノ帖)。「後半」は平成24年2月25日(土)に上演予定です。→ ◆ 「蘇合香」は元は天竺で生まれ、西域…

梅は咲いたかぁ〜桜はまだかいな

このところ暖かくなったり急に雪が降ったり不安定な天候が続いていましたが、春に向けて梅の花もほころび始めてますね。 こんな時期になると思い出すのは「梅は咲いたか 桜はまだかいな」のフレーズ。 そして毎年この時期になりますと、「ビクター名流小唄ま…

胡弓

先月24日の、邦楽打楽器セットから写真5枚 - じゃぽブログに続きまして、今回は胡弓を紹介いたします。中国の二胡とよく間違われますが、胡弓は日本固有の楽器です。かたちも材質も違いますし、胡弓の方が弓の張りをゆるくしているという特徴があります(上…

満月の夜に

2月18日(金)、東京新宿の四谷区民ホールで「現代邦楽作曲家連盟作品演奏会」がありました。プログラムに「現代邦楽作曲家連盟とは」という杵屋正邦さん(1914−1996)の文章が載っています。 今日、我が国において演奏されている「日本音楽」のジャンルは、…

日本の「海外」にちなむ番組

最近このテキストを購入し、興味深く読んでいました。 NHKテレビテキスト「歴史は眠らない」2011年2-3月(2月 英語・愛憎の二百年/3月 海がつないだニッポン)番組HPはこちら◆。毎月のテーマが変わる番組ですが、今回の2月3月のカップリングには惹かれまし…

CD「日本の合唱まるかじり」ご紹介

本日は、『日本の合唱まるかじり』『日本の合唱まるかじり II 』 をご紹介します。 当財団では、「まるかじり」と称するシリーズを展開しております。日本音楽、民謡、小唄、音風景など、いろいろなジャンルをご紹介、そしてたっぷり楽しんでいただけるよう…

USEN「民謡一番!」(チャンネルK-33)

USEN唯一の民謡トーク番組「民謡一番!」。http://music.usen.com/modules/K/content0033.html 民謡歌手の高橋キヨ子さんがパーソナリティをつとめるこの番組は、毎月1人(組)の民謡歌手をゲストに迎え、民謡とおしゃべり、時には生演奏を加えての楽しい番組で…

中山音女CD 4/20発売

じゃぽ音っとブログ2010年10月15日 「情報求む=奄美しまうた・幻のSP盤」じゃぽ音っとブログ2010年12月29日 「中山音女のSP盤 その後」 昨年10月以来、このブログでも情報を呼びかけさせていただいた中山音女の幻のSP盤について、各方面からご連絡をいただ…

ネットで見られる邦楽の動画

最近邦楽の演奏会に行くとよく見かけるチラシ。「インターネットで邦楽の動画が無料で見られます!」。 これは全国邦楽器商工組合連合会(全邦連)が作っているもので、どうやら全邦連のホームページにアクセスを呼びかける作戦として作られたチラシのようで…

伊勢エビ

皆さんは、伊勢エビが脱皮するのをご存知でしたか? 私は、つい先日初めて知りました。背中の真ん中から出てくるそうです。 お店のご主人が「水槽に最初10尾入っていたのが、翌日見たら12尾になっていたんだよ〜」 おみごとに綺麗な抜け殻でした。それを欲し…

東京にも雪が降る

東京都心、夜に入った今も雪が降り続いています・・・この冬初めての積雪とか。雪の被害が大変な地域のかたには申し訳ないのですが(被害が無い事を祈っています)、こういった珍しい天候のときには、なんとなく特別な気分になってしまったりもするのです。…

小説「麗しき花実」

今年は江戸時代後期の琳派を代表する画家、酒井抱一の生誕250年にあたります。それを記念した展覧会が、都内で2つ開かれています。 [,left] 一つは丸の内の出光美術館の「琳派芸術ー光悦・宗達から江戸琳派ー」、もう一つは白金台の畠山記念館の「酒井抱一ー…

地歌「雪」のご紹介

東京ではおだやかな天気が続いていたので、今年は、雪は降らないかと思っていましたが、3連休初日の昨日は雪となりましたね。ブログには雪景色と思いましたが、午後にはすっかり解けてしまいました。 そこで、弊財団のツイッターでも「雪」に関する曲がたく…

周恩来ここに学ぶ

本、カレー、喫茶店……神田神保町にはたくさんの名物がありますね。自分もかつて10年ほどこの街のお世話になっていたことがあるので、自分なりの思い入れが少なからずあります。今日はそういったもののなかからひとつ、ご紹介させてください。 「周恩来ここに…

ヨーロー堂 新春演歌まつり

晴天に恵まれた先週の2月6日(日)、浅草の老舗レコード店「音のヨーロー堂」音のヨーロー堂]2階ホール“浅草演歌定席”にて、「ヨーロー堂 新春演歌まつり」が開催されました。この“浅草民謡定席”では、毎週のように演歌・歌謡曲のキャンペーンが行われており…

鈴木輝昭・新作CDと演奏会

鈴木輝昭作曲による新しい合唱作品集のCDが3月2日に発売となります。全4曲ともこのCDのための新録音です。諸事情により制作に時間がかかっておりましたが、その分内容の濃い充実したアルバムとなっています。当財団の合唱CDシリーズである「日本合唱…

写真展『富士旬感』のお知らせ

温井和俊写真展『富士旬感』 2011年3月16日(水)→ 29日(火) 新宿高島屋2階・6階・12階 午前10時〜午後8時 土曜日:午前10時〜午後8時30分 裾野を飾るように咲く桜をはじめ、 雪月花の一瞬をとらえる写真家・温井和俊氏。 春夏秋冬、光と影、風と雲、凛と…

『伝説の歌声』シリーズ完結

2009年11月に最初の一枚(クリスマス編)、2010年6月にイタリア編三枚、2010年10月にドイツ&オーストリア編五枚、そして今月23日発売のフランス編、ロシア編、歌曲集で、ついに『伝説の歌声』シリーズが完結になります。全14枚。 伝説的な名歌手たちのSP盤…

小唄はいかが

毎年7月、七夕のころに「ビクター名流小唄まつり」が開催されます。現在は当財団の主催ですが、歴史は財団より古く、昨年ちょうど第50回記念演奏会が2日間にわたって行われました(→ ◆)。今年は7月5日と6日の両日、三越劇場で開かれます。 春もまだな…

DVD「箏〜さくらを弾きましょう」ご紹介

先週の土曜日に、「春の海〜水の変態 安藤政輝 宮城道雄を弾く」というCDをご紹介いたしましたが、本日はDVDをご紹介いたします。本日ご紹介するDVDは、 授業で役立つ和楽器入門講座「箏〜さくらを弾きましょう〜」です。 本DVDも、先週ご紹介し…

「節分」で検索

昨日2月3日は節分。節分といえば自分が子供のころは「豆まき」。「鬼は外、福は内!」で豆を撒き、豆を自分の年の数だけ食べると良いという話だったり…鰯(いわし)の頭にヒイラギの小枝をさして戸口に出しておくのも定番ですが、最近では恵方巻(えほうまき…

雅楽・伶楽舎のレコーディング

雅楽の伶楽舎を主宰する芝祐靖(しば・すけやす)さんは、日本のみならず世界を代表する笛の名手であるだけでなく、作曲家としても余人を以て代え難い成果を数多く残されています。このたび当財団では芝祐靖作品を集めたCDシリーズの制作に携わることにな…

民謡人気番組〜その2〜

先週1/27(木)のブログで、NHK総合で放送されている「それゆけ!民謡うた祭り」のご紹介をしました。NHKにはラジオでも民謡番組がありますのでご紹介します。全国の各NHK放送局アナウンサーが司会をつとめるアットホームな番組、「民謡をたずねて」(NHKラジオ第…

明治神宮へ

先日の土曜日に明治神宮へ行ってきました。友達が「龍穴」の本を見つけたとの事で、その本にあやかり東京のパワースポットへ!樹木の気を取り入れる為に、参道を蛇行して歩いた方が良いそうです。本殿までは結構長い道のりですが、蛇行すると更に遠くなり・…