じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

WASABIも出演「和の祭典」@明治座

昨日に引き続いて28日土曜日(一昨日)の東京・明治座の様子、写真にて補足してお伝えします。まずは、16時からの第2部終了後、充実した様子のWASABIのメンバーたち。 次からの三枚はリハーサルの様子。 ステージ横、上手より。演奏空間のモニター音量など…

吉田兄弟 in 明治座

明治座(東京、日本橋浜町)の「和の祭典 吉田兄弟」の公演に行ってきました(2012年4月28日(土)16:00〜)。地下鉄浜町の駅を出ると、初夏を思わせる日差しに若葉がきらめいていました。 明治座といえば花道のある劇場でお芝居を観に行くところ、というイ…

「傳―つたえ―遠藤千晶 箏リサイタル」DVD、CD

先日4月25日に発表されたDVD、CD「傳―つたえ―遠藤千晶 箏リサイタル」。 DVD CD 昨年10月、紀尾井ホールでのリサイタルを拝見したことを投稿していました。今こうした記録として発表されたことはうれしいもの。財団賞記念DVDが収録されたときの、紀尾井ホー…

渋谷ヒカリエOPEN!

昨日、所用で渋谷に行った帰りに、立ち寄ってみました。 4/26グランドオープンの渋谷ヒカリエ。「ショッピングが変わる。あなたの行きたい渋谷、シンクス(ShinQs)はじまる。」ということで、「東急文化会館」跡地に建設された、高層複合タワーです。 私は…

東京スカイツリー音頭♪

来月5月22日、いよいよ東京スカイツリーがオープンします。「東京」というより「日本」の新名所というべき盛り上がりで、連日施設内やスカイツリー周辺のさまざまな話題が途切れることありません。弊財団でも、昨年8月に相原ひろ子さんが歌う「東京スカイツ…

四天王寺の聖霊会

毎年4月22日に四天王寺で行なわれる聖霊会(しょうりょうえ)を聴聞してきました。法要の次第にしても舞楽の内容にしても、仏教が渡来して間もない頃の雰囲気を今に伝える大変貴重なものです。四天王寺の舞楽の演奏は、天王寺楽所が長く伝統を継承してきまし…

「二上り甚句」そして「小唄まつり」

昨日のブログでは特別天然記念物トキにひなが生まれた話題が。そして今日、一羽だと思っていたひなが更に2羽発見されたと聞き、何だか嬉しいですね。 嬉しいと言えば、 Kさんと一緒に行った鶴屋奏英さんの端唄の会を思い出しました。 鶴屋奏英さんの端唄の会…

佐渡のトキ

昨日発表された、新潟県佐渡市で放鳥されている国の特別天然記念物トキからひなが誕生したという明るいニュース。国内の自然界からひなが誕生するのは昭和51年以来なんと36年ぶりということで、今後のひなの成長を楽しみに見守りたいと思います。順調に…

「まぼろしの国宝」展、二つ

GWが近づいてきました。いろいろ楽しい計画を立てている方も多いことでしょう。今年も遠出はしない予定なので、気になっている都内の展覧会に出かけたいと思っています。 一つは上野の東京国立博物館の特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」。(公式サイ…

大宮で薪能(たきぎのう)、チケット入手

ひと月ほど前、投稿した「大宮で薪能(たきぎのう)」。先日、チケットの一般発売がスタート、さっそく入手し、その際プログラムをいただきました(写真)。公演当日でなく、前もってプログラムを読めるのは、ほとんど入門者といってもいい自分にとって、こ…

絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)

金曜日になると夜な夜なブログネタを探している制作担当うなぎです。今日は歌舞伎好きな方とお話しをする機会を得ましたので、歌舞伎の話題を。 先月のブログで、国立劇場開場45周年記念企画「歌舞伎を彩る作者たち」シリーズ、三月歌舞伎公演『一谷嫩軍記(…

津軽三味線&ヴァイオリン&ピアノ

今日は神奈川県民ホールでこちらの公演を観て参りました→http://www.kanagawa-kenminhall.com/event/event-42944.html(写真は第1部の衣装を着て微笑む、津軽三味線の吉田良一郎さん。) 吉田兄弟のお二人に加え、ヴァイオリンの松本蘭さん、そしてピアノが…

伎楽−日本伝来1400年/東北の芸能

今月初めに薬師寺の花会式に行ってきてから(過去ブログ記事→ 2012年4月4日「薬師寺 花会式」)、大伽藍復興までの軌跡をまとめた非売品VHSビデオ『大伽藍復興35年の軌跡 甦る白鳳の輝き 薬師寺』を見たり、薬師寺への関心が持続しているのですが、今年の6月…

『WASABI』市川慎さん

桜の花もあっという間に葉桜になりました。 さて、おととい4月15日の「秋田魁(さきがけ)新報」に、秋田県出身で『WASABI』のメンバー箏奏者:市川慎さんの記事が掲載されました。 記事本文より 津軽三味線、尺八、箏、太鼓という四つの楽器が織り成す躍動…

市川春猿『女づくり』。そして、大向うさん

歌舞伎の女形である市川春猿さんの著書『女づくり』を読みました。タイトルの通り中身は・・第一章「歌舞伎に学ぶ、おんなの美学」、第二章「女を磨く!25のレッスン」と、女らしくなるためのハウトゥ本でした。勿論、女らしくなるために読んだのではありません…

九十歳の御山獅子

古屋富蔵先生が主宰する鳳友会の創立70周年記念箏曲演奏会に行ってきました(4月15日(日)有楽町・朝日ホール)。 古屋先生が昭和17年(1942年)に設立した鳳友会は今年で70周年ですが、同時に先生は90歳で卒寿、奥さまの古屋靖枝先生は80歳で傘寿を迎えら…

神社検定公式テキスト

今日の関東地方は雨。部屋で読書をしていました。 「神社のいろは 神社検定 公式テキスト①」(写真左/神社本庁監修・日本文化興隆財団企画・扶桑社刊)、「神話のおへそ 神社検定 公式テキスト②」(写真右/茂木貞純國學院大學教授ほか著・神社本庁監修・日…

CD「箏・三弦 /現代名曲集(23)」

生田流箏曲の流派「正派邦楽会」の準師範試験課題曲集として毎年5月にリリースしている『箏・三弦 古典/現代名曲集』の本年度のCDを制作中です。(本年度は古典曲がありませんので、「現代名曲集」となります。) (上は昨年度の課題曲集22) CDジャケット…

三味の音色に江戸を聴く

先週末4月7日(土)、japogirlと一緒に端唄の会に行って参りました。「桜花 お座敷こんさーとシリーズ 鶴家奏英 三味の音色に江戸を聴く」と題し、千葉県野田市にある“懐石あた宕”にて行われました。会場となった“懐石あた宕”は、かつて江戸時代後期から醤油…

6月から、池田コレクション・斎藤真一展

「高田瞽女の文化を保存発信する会」から、「瞽女文化だより」第8号が届きました。会長の市川信夫さんの巻頭エッセイでは、高田瞽女だけに伝えられていた春の喜びを歌った唄「春の日足」が紹介されています。この唄は、一人前の瞽女(ごぜ)になった祝いの「…

2012ビクター運動会&ヒットヒットマーチは明日発売です!

桜の花びらがヒラヒラ舞い散る今日は、とても爽やかな一日となりました。 今朝、新幼稚園生の親子連れを見かけました。男の子の可愛いスモックは、まだ泥も付いてない新しい爽やかな水色でした。これから集団の中で、色々と勉強していくのでしょうね。まず始…

ヴェルディ『オテロ』

いま新国立劇場ではヴェルディの最後から二番目のオペラ『オテロ』が上演中。明日10日火曜日、13日金曜日と、あと二回あります。特設サイト:音が出ます、ご注意→http://www.atre.jp/12otello/ ヴェルディのオペラ、すべてを観たわけではないのですが、個人…

満開の青山で

昨日今日と、東京はお花見日和でした。この冬は例年より寒く春の訪れが待ち遠しかったのですが、ここにきて一挙に満開となりました。 そんな満開の週末、青山にお墓参りに行ってきました。青山霊園は隠れた桜の名所と聞いていましたが、中を貫く道が桜のトン…

桜の開花

先日「桜はまだかいな」という投稿をしていました。東京では3月31日に開花宣言があり、昨日あたりから満開に向かっているようですね。自分が住んでいる近辺は東京よりも内陸にありますが、昨日の段階でほぼ満開に近づいていました。 今夜は満月。先日の投稿…

和楽器店ご紹介「小川楽器店」

こんにちは。本日あたりから、桜のレポートという時期なのでしょうか。 伝統芸能を堪能できる国立劇場では、4月8日(日)まで、「さくらまつり」をやっているそうです。千代田区の隠れた桜の名所!ということで、「熊谷桜」「駿河桜(二代目)」「小松乙女」…

子スズメ春まつり

3月31日(土)、日本橋の三越劇場にて、今年創立57年を迎えた「子スズメ民踊楽園」の「子スズメ春まつり」が開催されました。 この子スズメ民踊楽園は、創立者である松浦森勝氏により昭和29年に「子スズメ会」として誕生。現在は、二世・松浦紗代子会長、三…

薬師寺 花会式

先週末、元大阪芸術大学芸術学部教授の中山一郎さんからお誘いいただき、奈良・薬師寺の花会式(はなえしき)の聴聞に行って参りました。中山さんのご専門は日本の古典芸能における声と西洋音楽の声楽の声の研究で、2002年には、同じ歌詞を日本の邦楽・洋楽…

東北音頭

今日の天気は荒れ模様。初めて“爆弾低気圧”という名前を知りました。 さて、こんな天気がやってくるとは思いも寄らなかった先日の休みのお昼時、聞き覚えのあるメロディーが流れてきました。橋幸夫さんが「東北音頭」を歌っていました。この曲は45年前にフラ…

『日本民踊・新舞踊協会』始動!

4月になりました!朝の通勤電車には、一目で「新入社員」とわかる若者がちらほら。私もかつて社会人として不安と期待を胸に初出勤する、まだ肌寒さが残る4月の朝を思い出しました。その新年度を迎えた今日、弊財団と共に日本の民踊舞踊を守る活動を続ける“ビ…

松尾芸能賞贈呈式

劇場芸能の出演者、研究者、演出、舞台・用具等の施設関係技能者、音楽関係技能者などに与えられる「松尾芸能賞」の贈呈式がありました(3月29日ANAインターコンチネンタルホテル東京)。 主催するのは財団法人松尾芸能振興財団。第1回が1980年で、今年は第3…