じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

とうとう師走

先日、何気なく見ていたテレビには「もず」の生態が映し出されていました。秋の武蔵野に「もず」。すずめよりひと回り程、大きい「もず」は鷹のような前に下がったくちばしを持ち、高い木の上から野にいるネズミをゲット。自分と同じ大きさのネズミを素早く捉えて、小さいながらも見事なハンターに!「もず」は秋の季語でもあるようで、番組の中では俳句も読まれていました。
そうそう童謡「ちいさい秋みつけた」の詩の中に「もず」が出てきますね。
♪だれかさんが だれかさんが 
だれかさんが みつけた
ちいさい秋  ちいさい秋  
ちいさい秋 みつけた
・・・中略・・・
呼んでる口笛 モズの声・・・♪
そしてこの「ちいさい秋みつけた」の楽曲は、1962年にボニージャックスの歌唱でレコーディングされ、その年の第4回日本レコード大賞童謡賞を受賞されたようです。
(「ちいさい秋みつけた」大正期の新童謡運動、戦後まもなくのレコード童謡につづいて、昭和三十年代には NHKの〈歌のおばさん〉(←お姉さんでは無かったのかな?)を中心に、クラシック畑の作曲家たちの手になる新しい童謡運動が生まれました。この曲もその中から生まれた曲で、作詩はサトウハチロー、作曲は中田喜直。)
さて、既にTwitterでもお知らせしておりますが、今年の第54回日本レコード大賞企画賞に藤舎貴生さんの「幸魂奇魂 ー古事記よりー」が選ばれました。

じゃぽ音っとブログ→◆藤舎貴生さんのCD「幸魂奇魂」
◆幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)
今年は小さい秋をみつける事無く、一瞬の秋を通り過ぎ冬を迎えた私ですが、年末のテレビが今から楽しみです(^^)/

(japogirl)