すっかり秋ですね。
さきごろまで記録的な猛暑でしたが、そんなへヴィだった今年の夏、長崎へ個人的な旅行に行ってきました。
目的地は五島列島だったのですが、船の都合で旅程の変更を余儀なくされ、急遽行ってみようと思い立った島。
生月(いきつき)島(写真:奥は平戸島)です。
平戸島の先にあるこの島、長崎市内から車で2〜3時間くらいかかったでしょうか。
なぜ生月へ行きたくなったのかというと、CD&DVD版「洋楽渡来考」を思い出したから◆。
学術的な見識のない自分ですが、文化のルーツになんとなく思いを馳せるのが好きです。
この島の最北端まで行ってきました。そこにある見晴らしのよい灯台からの眺めが素晴らしい。
訪れたその日は休日だったので、バイクでツーリングしているグループが大勢集まってきて、その展望の素晴らしさを堪能していたようです。
壱岐や五島列島、遠くに対馬が視界に入ってくる。
この広い海からさまざまな文物がたえず訪れていただろうこと、そこで起こったと伝えられる数々の出来事を想像しながら、どこまでもきれいなエメラルド・グリーンの海にすっかり見とれていました。
そうそう。生月町博物館にもおじゃましてきました。
和歌山の太地(たいじ)町と同様、クジラ漁のさかんだったところなんですね。
江戸時代に人気のあった、身長2メートル以上という巨漢の力士・生月鯨太左衛門。その実物大の像がありました。でかかったなあ!
かくれキリシタンのオラショが流れる、再現家屋にも潜入(?)、キリスト教に馴染みがない関東出身の自分には、“プチ”カルチャーショック。
今、長崎は「龍馬」で盛り上がっていると思いますが、歴史や文化の奥深さと自然の美しさを堪能するのに、もしお時間があれば平戸〜生月方面にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
(じゃぽ音っと編集部T)