じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

郷みん’S(きょうみんず)

秋も深まってまいりました。秋といえば、やはり“食欲の秋”!今年は国産のマツタケが豊作とのことですが、私は幼い頃に縁側で食べた栗や柿がとても美味しかった事を思い出します。庭の柿の木の緑の葉っぱの中にかくれるオレンジ色の柿がとても可愛くて、よく眺めていました。懐かしいです。秋はノスタルジックになる季節でもありますね。

皆さまも故郷のことを思い出される事があると思います。そして、思い出と一緒にその土地で歌い継がれる〔民謡〕がありませんか?幼い頃から何の気なしに耳にしていた民謡。いつまでもこの日本に残して行きたいですね。

「故郷の民謡を今に、そして次の世代に伝えたい…」という思いを胸に、2008年にメンバー3人で結成されたユニットがあります。それが、郷みん'S(きょうみんず)です!それぞれ簡単にご紹介します。


●澤瀉秋子(おもだかあきこ)さん、(唄、津軽三味線、太鼓、三線
1985年生まれ。埼玉県出身。2歳で初舞台。唄では高校1年で日本一、翌年ビクターから「若い民謡」でデビュー。津軽三味線は2005年に女性の部で優勝という実力派。

●椿正範(つばきまさのり)さん、(津軽三味線、唄、囃子)
1981年生まれ。福岡県出身。10歳から津軽三味線を始め、高校卒業後に上京。2004年津軽三味線全国大会で優勝し、現在テレビ、ラジオ、全国の舞台で活躍中。

●松浦奏貴(まつうらそうき)さん、(踊り、太鼓、囃子)
1984年生まれ。東京都出身。1歳で初舞台。民踊集団「子スズメ会」所属。2006年「上りおけさ」で内閣総理大臣賞受賞等、数々の受賞歴を持つ期待の若手舞踊家

この若手3人が更に大きく羽ばたき、民謡を次の世代に繋ぐ懸け橋となることを期待して「ふる里 虹の懸け橋」というミニアルバムじゃぽ音っと作品情報:郷みん'S 〜ふる里 虹の懸け橋〜 /  郷みん'Sをリリースしました。若い人々にも民謡の良さ、楽しさを改めて感じ取っていただける切っ掛けになれば幸いです。


その郷みん'Sがライブを行います!お時間がありましたら、ぜひ一度足をお運びください。このユニットの特徴は、踊り手がメンバーにいることです。ライブでは唄って、踊って、聴いて、見て、会場全体が一つになり、毎回和やかな暖かい空気に満ち溢れます。

☆三味線ライブハウス Chito-Shan(三味線かとう2F)三味線ライブハウス『chito-shan』top
郷みん’Sライブ2010年12月19日(日) 開場16:30/開演17:00 
料金:前売2,500円/当日3,000円 全席自由(80席)

(K)