じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

キッズ伝統芸能体験

東京文化発信プロジェクトの一つ「キッズ伝統芸能体験」長唄三味線のお稽古場におじゃましました(10月24日、江東区文化センター)。

伝統芸能に初めて出会う子供たちへ、初めてだからこそ本物に触れてほしい」。そんな想いから企画されたという人気のプログラムも3年目になります。伺ったクラスでは、小学3年生から中学3年生まで、この9月からお稽古を始めた12人が参加していました。
開放弦を弾く練習にはじまり、左手でツボを押さえながら先生のあとについて繰り返し繰り返し弾くうち、1時間でだんだんそれらしいフレーズに。途中2回の休みをとって正座でしびれた足を伸ばしたりしていましたが、子供たちの集中力、上達力はすごい!
18回のお稽古を重ねて、来年3月末には浅草公会堂で発表会をするとのこと。どんな演奏が披露されるのか楽しみです。
このプロジェクトの制作・運営にあたっているのは芸団協ですが、日本伝統文化振興財団では、所有するお稽古用三味線を15挺貸し出しています。
「3月に発表会が終わっても三味線続けるんだ」と話してくれた小学3年の男の子は、お道具を風呂敷に包んで帰りじたく。お、かっこいい!と眺めていたら、迎えにきたお母さんから「それはタテ結びよ」とダメだしが。イナセな三味線弾きめざして、がんばれ3年生!

(Y)