じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

民謡歌手・加賀山昭さん、石川県文化功労賞受賞

北陸民謡の第一人者、加賀山昭さん。石川県珠洲市出身、金沢市在住。テレビ、ラジオの民謡番組にも数多く出演し、伸びやかで味のある唄声で私達を楽しませてくれています。

その加賀山昭さんが、この度“地域文化の発展に貢献した”として、石川県文化功労賞を受賞されました。先日、県庁において贈呈式も行われました。心よりお喜び申し上げます。

民謡研究にも精力的に取り組んでおられる加賀山昭さんは、北陸民謡の発掘、採譜を多数手がけ、北陸民謡集リリースの他、三味線譜、鳴物譜なども出版されています。

そして、加賀山昭さんと言えば、なんと申しましても昭和52年から始めた「加賀山昭の会」です。今や北陸各地で大人気の民謡公演で、毎回たくさんのお客様を迎え開催されています。今年9月26日(日)に北国新聞赤羽ホールで開催された金沢公演が、通算125回目となりました。地元ラジオ局の特別企画として放送されるなど、地元との深いつながりを感じます。加賀山昭さんの民謡をきっかけとして、地元を愛する多くの人々の心を結びつけているのだと思いました。200回、300回と続けていただきたい公演です。

平成15年に「加賀山昭の会」公演100回を達成。それを記念して、石川県音楽堂にてオーケストラ・アンサンブル金沢と共演し、クラシックオーケストラをバックに北陸民謡を熱唱しました。この公演の模様はライブ録音され、弊財団よりCD発売されております。

じゃぽ音っと作品情報:加賀山昭 with オーケストラ・アンサンブル金沢 /  加賀山昭


常に前進し続ける加賀山昭さん。下記のような公演にも出演されます。

●カウントダウン・コンサート2010-2011
平成22年12月31日(金)〜平成23年1月1日(土) 21:00〜1:00 予定 (開場19:30)
石川県立音楽堂コンサートホール 北國新聞イベントガイド


御園座新春企画 風に立つ仲三郎(作・演出/新内仲三郎 構成・演出/成瀬芳一)
「新内流し」と「おわら風の盆」のコラボレーション
平成23年1月30日(日)開演/昼の部:正午 夜の部:午後4時 
http://www.misonoza.co.jp/enngeki_folder/nenkan/nenkan_2011_01_30.html


機会がございましたら、ぜひ一度公演に足をお運び下さい。

(K)