じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

宮沢賢治記念館へ(今年を振り返る)

今年も残りわずか。2週間を切ろうとしています。みなさんの2010年はどんな一年でしたか?今年の自分を振り返るなかで、ふと思い出したこと……6月、急に思い立って日帰りで遠出してきたところがありました。
――花巻です。

新幹線で盛岡まで行き、そこから花巻へ(左上は花巻駅付近で撮影。銀河鉄道にあらず回送列車!ドキッとしたな〜)。目的地は――宮沢賢治記念館です(三ツ矢サイダーというと、自分はいつも宮沢賢治さんと大滝詠一さんを思い出します)。
さて、花巻駅の観光案内所の女性に記念館への行き方を尋ね、おなかがすいたので、まずその女性に教えてもらった食事スポットへ。花巻の街にあるマルカン百貨店というデパートです。


ここの一番上の階にあるレストランで食べることができる、このソフトクリームの大きさったらない!早く食べないとすぐに溶けてしまいますから、夏場はけっこうスリリングかも。ハシで食べるといいかもって話でした(笑)。

そのあと、バスに乗って賢治記念館へ。



日帰りではもったいないと思うほど、記念館だけでも観るべきものがたくさんありました(右写真は「よだかの星」彫刻碑)。展示は環境、信仰、科学、芸術、農村、総合、資料などと分かれているのですが、じつに見ごたえがありました(一日じゃ観きれないほどでした)。

それに記念館から外に出ると早池峰山が望めるスポットがあります。早池峰神楽といえば、昨年世界無形遺産にも登録されたんですよね。

左は6月の時点、右は雪化粧をした山の写真による案内板。この花巻〜早池峰山(遠野含む)、いつの日か時間をゆっくり取って行ってみたいと思う場所のひとつです。

そんな「宮沢賢治」と「早池峰神楽」にちなみ、いくつかタイトルをご紹介させてください。

林洋子さんによる宮沢賢治の語り、3タイトルと髙田三郎作曲「無声慟哭・心象スケッチ」

「岳・大償の山伏神楽」(=早池峰神楽)が収録されている、日本民俗音楽の金字塔『復刻 日本の民俗音楽 (36枚組)』

(じゃぽ音っと編集部T)