じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

サンタが街にやってくる


12月24日、新しいCD企画打ち合わせのため、都内渋谷某所にやってきた。街は人であふれていたが、ケーキ屋さんより、渋谷郵便局の方が混んでいたのは、気のせいか。窓口20人待ちって・・・・。
打ち合わせは、某合唱団のKさん。
Kさん:あごに手をあてて「やっぱり、理事長はこの時期、おいそがしいんですか?」
うなぎ:「ええ、そうなんです。プレゼント待ってる方、たくさんいらっしゃるので。」
と打ち合わせは和やかに終わり、また渋谷の街の中へ。

弊財団のツイッターが3ヶ月ほど前から始まった。私ども財団の「髭の名物理事長」によるつぶやきは人気があるとのこと。例えば、
東急目黒線乗車中、ドア付近に女子高生が二人。一人が箸をくわえていた。と見る間もなく、可愛い弁当箱を左手に持って食べ始めた。コンビニおにぎり、サンドイッチの類いは記憶にあるが、箸を使って弁当立ち食いは生まれて初めて見た。」
などは、リツイートされたとか。
実は私も、半年くらい前に某私鉄車両内で、カップラーメンを食べているおじさんを見たので、さすがにびっくりして車両を替えてしまったのですが、エンジニアのYさんとその話しをしていて、「化粧するのは、あまりめずらしくなくなりましたよねぇ」と言ったら、Yさんは「絶対許せない。急停車したらマスカラが飛んできそうでヤダ。」と言っていました。

と、話はそれましたが、私が笑ってしまったツイートは
「山手線で同世代の方(男性)から話しかけられました。“何年かかりますか?” “4年” と答えました。“触っても良いですか” と尋ねられ、それには答えず “願を掛けて伸ばしているので、あと3年で切ります”、 “昼カレーを食うと夜まで匂います” と言ったら引かれました。」
というのは、おひげのお話。

そもそも、なぜサンタクロース状態なのか。そこには、壮大な「夢と願い」が込められているとのこと。

弊財団は設立以来、日本の伝統文化・民俗芸能の調査・記録・保存・公開を通じた公益事業に取り組んでいます。またビクター音盤をベースとして、各レコード会社、放送局等のご協力を得て、数多くの貴重な音源の復刻等を行なっています。日本の伝統音楽で知られている楽曲の中でも、最も有名な《春の海》(1929年作)の作曲者、宮城道雄(1894〜1956)の録音はSP盤時代まで遡ります。
明治時代から1960年代頃まで生産されていたSP盤は、散逸、劣化が進んでいるため、新たな保存方法が求められていますが、その貴重な音源を後世に伝えたい思いから、2007年4月に、弊財団を含む6団体によって「歴史的音盤アーカイブ推進協議会」(略称HiRAC ハイラック)が設立されました。
対象となるSP盤は、1900年から1950年頃までに製造された、音楽・演説など約7万曲で、将来的には国立国会図書館をはじめとし、音源を所有する機関等とリンクして、日本におけるSP盤の全体像が見渡せるアーカイブとして利用されるよう、音源の調査、データの整備、公開と利用について検討が進められています。2009年から4年間にわたり、国立国会図書館SP盤のデジタル音源が納入されることが始まっています。
この事業の目標を達成するまで髭を切らないという信念で望んでいるというわけなのですね。サンタクロースではなかったのですね !


(制作担当:うなぎ)