東京は3月28日に桜の開花宣言がありました。この春は東日本大震災のことがあって、いつものように桜を待つ気持ちを忘れていたことに気づきました。
それでも、桜に先がけて咲く白い木の花が都心でもあちらこちらに見えて、春の訪れを教えてくれています。
当財団の事務所がある千代田区内の辛夷(コブシ)です。
こちらは木蓮。サラサモクレン(更紗木蓮)とタグがついていました。木全体が真っ白で、遠くからもよく見えます。
コブシといえば「北国の春」の歌を思い浮かべます。何を見ても聞いても、大震災の被災地のことを思わないわけにいきません。
震災後、日本音楽や古典芸能の世界では公演の中止や延期が相次いでいますが、何か自分たちにできることはないか?というアーティストの声も聞こえてきます。
私たちも同じ思いで、微力ながらただいま準備中です。もう少し形が整ったら公表したいと思っています。
(Y)