じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

演奏会シーズン?

7月に入って暑い日が続いています。節電の折から、皆さまお元気でおすごしでしょうか?
さて、邦楽の演奏会といえば、芸術の秋がハイシーズンという印象があるのではないでしょうか。実際、文化庁主催の芸術祭参加公演が開かれる10月から11月初めにかけて、リサイタルを企画するアーティストは多いようですが、それが終わっても12月の暮れぎりぎりまで、邦楽の演奏会が続きます。
あまり季節とは関係なさそうです。近年とくにその傾向が強いように思いますが、一つには、邦楽に適した演奏会場が減ってきているため、時期を選べないという事情もあるようです。
今年は3月の大震災のあと、中止になった演奏会も多かったのですが、6月あたりからその影響は少なくなってきました。そして7月は、演奏会が目白押しです。
当財団で主催、後援している公演はこちらのページで紹介しています(→【日本伝統文化振興財団 じゃぽ音っと】)。それに加えて、ご案内やチラシをいただくなどして得た今月の邦楽演奏会の情報をご紹介しましょう。東京中心なので、ほかにもまだまだたくさんあると思いますが、7月の演奏会の盛況ぶりがわかっていただけると思います。
お出かけの節は、事前にホームページなどで情報を確認してください。

7月4日(月)「大和楽勉強会」大和櫻笙主催、内幸町ホール、午後7時開演。入場料3000円。→
7月5日(火)「第51回 ビクター名流小唄まつり」第一日、日本橋 三越劇場、午前11時開演、入場料3,000円。→
7月5日(火)「社団法人長唄協会 夏季定期演奏会国立劇場小劇場、午前11時30分開演、入場料4,000円。→
7月6日(水)「第51回 ビクター名流小唄まつり」第二日、日本橋 三越劇場、午前11時開演、入場料3,000円。→
7月7日(金)「第1回ラガヴーリン62 箏三弦コンサート」大泉ゆめりあホール、午後7時開演、入場料 前売2,500円、当日3,000円。→
7月8日(金)「演奏・トーク・朗読による 福田栄香アンサンブル〜美しき日本の音」練馬文化センター小ホール、午後7時開演、当日券3,500円、前売券 3,000円。→
7月9日(土)「第16回 亀山香能箏曲リサイタル」津田ホール、午後6時開演、入場料3,000円(一般)、1,000円(学生)。→
7月11日(月)吉村七重プロデュース「邦楽展 vol.23」すみだトリフォニー小ホール、午後7時開演、入場料3,000円(一般)、2,000円(学生)。→
7月13日(水)「古曲勉強会」紀尾井小ホール、午後1時、入場料2,000円。→
7月14日(木)日本音楽集団「祭と祀」津田ホール、午後7時開演、入場料4,000円、ヤングシート2,000円。→
7月15日(金)「『糸と弦』加藤美枝、西山智子、三葛牧子〜箏・三絃とヴァイオリンの音世界〜」三味線ライブハウス Chito-Shan、午後7時開演、入場料2,500円(当日 3,000円)。→
7月20日(水)「第4回 JIUTA 地歌 藤井昭子」渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール、 昼の部 午後3時開演、夜の部 午後7時開演、入場料 昼の部 小中高校生無料(同伴保護者 1,000円)一般 3,000円、夜の部3,000円。→
7月22日(金)「伶倫楽遊」伶楽舎第十回雅楽演奏会、紀尾井ホール、午後7時開演、入場料 S4,000円 A3,000円 B2,000円。→
7月23日(土)「俚奏楽演奏会」本條秀太郎主催、紀尾井小ホール、昼の部12:30開演、夜の部16:30開演、入場料5,000円。→
7月23日(土)「チャリティーコンサートvol.2 第1日目:箏曲編」渋谷区主催、友渕のりえ・野坂操寿・他出演、渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール、午後1時半開演、入場料2,000円(高校生以上)、500円(小・中学生)→
7月26日(火)「小さな演奏会 vol.3 夏 研燦会」ティアラこうとう、午後7時開演、入場料1,500円
7月29日(金)「市川亀治郎×三響會特別公演〜伝統芸能の今2011〜」浅草公会堂、午後1時開演、午後5時開演(2回公演)、入場料S席6,500円 A席5,500円。→
7月30日(土)「邦楽へのいざない はじめての邦楽」国立劇場小劇場、午前11時の部「親子で楽しむ日本の音」、午後1時の部「語り、唄う声の世界」、午後4時の部「響きいろいろ、邦楽器の魅力」、入場料2,000円(一般)、1,400円(学生)→

学生割引や小中学生無料、レクチャーつきのコンサートなど、今月は夏休みに向けて初心者対象の親しみやすい企画も多いようです。生の演奏を、子供たちも含めてたくさんの人に聞いていただきたいと願っています。

(Y)