先週の土曜、NHKスペシャル「復活〜山田洋次・SLを撮る〜」（番組公式HP→◆）を観ていました。
“映画監督、山田洋次さんが、あしかけ3年間にわたってSL「C6120」の修復・復活を映像で記録した、山田監督の初テレビドキュメンタリー”（番組公式HP内から引用）というもの。かつて日本の野山を駆け抜け、その座を電気機関車やディーゼル機関車などに譲って引退していたSLを、その当時を知る熟練した方々の手によって復活させていく様子を収めた映像は、SLの現役時代を知らない世代の人間にもじんわりこみ上げてくる感動を覚えました。これだけ情報があふれ、科学技術が発達して一見便利になったかのような世の中ですが、SLを復活させるための技術や経験は人の手を通さない限り継承されないのだということを強く感じました。
いまやその復活したSLに乗りたいというファンの多いこと……自分もそのひとりです。この夏も全国各地で復活したSLがどこかできっと走っていることでしょう。
以前、試聴する機会があったのですが、聴いていて蒸気機関車の汽笛や吐き出す蒸気…といった音がリアルに鮮明に迫ってきた名盤をご紹介させてください。
世界の蒸気機関車〈xrcd〉 （2枚組）◆
（じゃぽ音っと編集部T）
