じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

香港ハイエンドショー2011

8月4日から7日まで香港のコンヴェンションセンターにおいて香港ハイエンドショーが開催されました。このハイエンドショーはアジア最大で、この3日間の入場者数は20万人を超える大きなイベントです。 商品の出展会社はハードウェア関係では地元香港の他、英国、ドイツ、アメリカ、日本、中国、台湾など国々から80社以上が参加し、ソフト関係でも20社以上がスタンドで商品を即売しています。 初日のチケット売り場では、開場時間の11:00には長蛇の列が出来、チケットを購入するには30分以上かかる盛況ぶりです。


高音質オーディオのソフトを販売しているスタンドには、大勢の人たちが群がり、まさに砂糖に集まる蟻の集団の様相でした。しかも、値段の高い高音質オーディオのコーナーのみが賑わい、値段の安い通常のノーマルCDの棚の周辺は、閑散として人々は見向きもしていませんでした。さらには、高音質オーディオを購入する方たちは、押し並べて複数枚、中には10枚以上を手にしている方も珍しくありません。 その引っ切り無しに棚から商品を取り出し、購入している状況で、スタンドのスタッフの人たちは、商品の補充も儘ならない様子でした。この期間中に各レーベルが販売するソフトのトータル数量は数千枚にもなるそうです。


また、オーディオセットの各試聴ルームに入るためにもあちこちで長蛇の列が並びます。このイベントの入場者のほとんどは香港の方ですが、中国や台湾からの来る方もかなりいるそうです。この会場の入り口にとてつもなく大きなスピーカーが展示されていました。それを購入された方は中国の方で価格は2,800万円だそうです。 そんな大きなスピーカーを置けるくらい大きな部屋が自宅にあるのですかという質問に、購入された方は、このスピーカーが置けるくらい大きな部屋がある家をこれから購入すると答えていたそうです。スケールが違いますね。
この時期、屋外は温度は34度、湿度は85%、本当にアツい香港ハイエンドショーです。

(XRCD担当)