じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

どじょうすくい

蝉の声も段々消えつつあり、夜になるとコオロギの声がよく聞こえるようになりました。今朝の通勤時の日差しも柔らかく感じ、思い做しか秋が近づいているようにも・・・。
そんな今日、週末に名古屋へ行ってきたKさんからレコード店明治屋商店」さんから預かってきましたよ〜っと、お土産を頂きました。島根限定ワンピース・ルフィのドジョウすくいのねつけ。よ〜くよく見ると、ドジョウも籠から顔を覗かせています。今話題のドジョウ!「ドジョウにはドジョウの持ち味がある・・・」ですね。
民踊・舞踊講習会等でお世話になっている明治屋商店さん。ご出身が鳥取県だそうで、帰省した時に買ってきたそうです。何故?島根県?(笑)いつ電話してもお元気な声で、電話する度にパワーを頂いております。ありがとうございます!そんな話題をデスクでしていたら、明治屋商店さんの昔のインタビュー資料をHさんが見つけてくれました。

1998年4月実施
(資)明治屋商店(名古屋市中区)
 名古屋の中心地、栄にある(資)明治屋商店様は 戦後の焼け野原から再出発した地域に根差したお店です。ご夫婦にお話をお伺いました。
Q.1 地域の舞踊関係者とのネットワークが強い様ですが?
「戦前は大須地区にお店があったのですが戦時中に焼失しまして、先代と一緒に戦後の焼け野原をリヤカーを牽いて得意先回りをしたのです。この時に、各舞踊流派の先生方とも知り合いになりました。ここで築かれた先生方との信頼関係が現在の基盤になっているのです。」
Q.2 民踊、舞踊講習会での即売にも積極的ですね?
「店にじっとしていても駄目ですしね。最近は手軽に楽しめる民踊、舞踊が中高年を中心に人気が出ていますよ。」
Q.3 民踊楽曲はカセットテープが主流ですがどうしてですか?そして最後に、純邦楽楽曲の販売について一言お聞かせください。
「中高年の方々が、踊りの練習で何度も部分頭出しをするには、どうしてもカセットテープの方が便利なんです。でも、一番困るのはテープのダビングですね。レコード時代に比べて半分位の販売減じゃないですかね。うちは特にこの分野の販売が主ですから大きな問題です。」

当時、ご健在でしたご主人の安田社長の切実なご意見が載っていました。
そして私もゴソゴソと資料整理をしていましたら、昔のチラシを見つけました。今も尚、人気の『 BESTみんよう』(80曲)シリーズと民謡舞踊の基本を初級・中級・上級に分けてシリーズ化した『ビクター民謡舞踊』(30曲)シリーズの民謡カセットテープです。いずれも舞踊の便を考慮して、同曲を2回繰返し収録、振付紙も付いています。


  

(japogirl)