じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

うなぎドイツへ行く ドタバタ旅日記(6)

本日も秋にしては、暖かい一日となりました。秋は、各地でいろいろな演奏会や、イベントが開催されていますね。弊財団HPでも「公演レポート」をお届けしていますので、是非ご覧ください!
本日はそんな前ふりで、イベントをご紹介するかと見せかけて(?)、まだまだ続くドタバタ旅日記です。

( ↑ ライン川沿いでよろよろするうなぎ)
気候の良い秋は、演奏会が多いです。でも時には、悪天候の日のイベントもありますよね。「地歌ドイツ公演2011」(9/2〜9/9)の、9月4日に行われた、ドイツのバッハハウスでの演奏会は、なぜか演奏が始まる直前に雨が降り出し、1曲目が始まるとともに雷が!もともとドイツは、夏もそれほど暑くなかったり、日本のように湿気があったりするわけではないそうで(最近は暑い日もあるようですが)、空調の設備がないところが多いようです。その日は、9月のドイツにしては暑く、会場となった部屋には空調設備がなく、たちまち湿気と熱気でムンムン〜。お客様も暑かったと思いますが、演奏者も汗だくでした。(詳しくは9月6日のブログでご紹介しています。)
湿気のある国で生まれた楽器であるとはいうものの、三味線は湿気に弱く、皮が湿気を吸うと音が響かなくなってくるといいますか・・、三味線特有のビィ〜ンという「さわり」の音が消えてしまいがちといいますか・・、象牙で出来ているネジが湿気を含み膨張して回らなくなるといいますか・・、糸が絹糸なので湿気を吸って伸びてくるといいますか・・、どこまで続くのでしょう(笑)
という繊細な楽器なのでして、そこがまた魅力的です。
このドタバタ旅日記第1回目に、「のだめカンタービレ」で千秋先輩が「相変わらずすごい湿気だな、この国の夏は。」と言うシーンをご紹介しましたが、わたしも千秋先輩のように海外の爽やかさを満喫する予定でしたが、ものすごい湿気でした(その日だけ)!

そんな湿気の多い日も、今日のようにさわやかな日も、各地でイベントを終えられた皆様、ビールでも一杯飲みませんか? と無理やり話をまとめて、本日は会話も本格的に、ドイツビールをお楽しみください。日本語も怪しいのに大丈夫!?
Guten Tag. (グーテン・ターク/こんにちは。)
2 Pils,bitte! (ツヴァイ・ピルス、ビッテ/ピルスを2杯お願いします。)

Prost! (プロースト/乾杯!)
ドイツには醸造所が約1,300箇所あるそうです。すごいですね。一番好んで飲まれているのが、ピルス(写真上)という種類だそうです。その名は、ピルゼンという町に由来しているとか。黄金色で、ぽわぽわの泡ですね。ちなみにグラスに線が引いてあって、線から上は泡でないとダメらしいです!

こちらのビールは、ヘーフェヴァイツェンとグレープフルーツのミックスとのことです。それにしても、一人当たりのビール消費量が一番多い国はドイツではなく、チェコ共和国なのでそうです。ドイツは2位だそうです。(☆ビール写真:徳丸十盟師所蔵☆)

(制作担当:うなぎ)