夕方になり冷たい雨が降ってきました。色づいた葉っぱが雨に濡れると、よりいっそう鮮やかになりますが、あっという間に日が暮れて鑑賞する間もなく真っ暗に。秋の夜長はやっぱり読書かしら。
さて先日、近所の本屋へブラリと散歩に行きましたら、棚から視線を感じハッとしました(笑)書棚に面だしされた本の表紙の笑顔に惹き付けられ、思わず買った本が『好奇心ガール、いま97歳』笹本恒子著。日本で最初の女性報道写真家だそうです。

97歳の笹本恒子さんの日頃の生活や今まで生きてきた人生=仕事をしてきた道のりや生き方を綴ったエッセイ本です。小さい頃から色々な事に好奇心を持って前向きに生きてきた姿をご紹介しています。
長い人生(約1世紀!)本当に色々な事を、そして想像以上に厳しい体験されてきたと思いますが(関東大震災、戦争、東日本大震災・・・)おしゃれにも気を使う素敵な女性、いやガール?自然とほくそ笑みます。
本文の中に、90歳を過ぎたときに少しばかり弱気になって、老人ホームを考えたけれど、好きなことを自由にできない生活は合わない。同じお金使うならリフォームしようと決心。という内容が・・・すっ凄いですよね?
最後の章は「花は始めも終わりもよろし」と題して、いくつになっても恋をして、女は最後まで枯れてはいけません、と。あー脱帽です。
そして本を読んでいましたら、何故かしらちょっと楳茂都梅延(うめもと・うめのぶ)先生を思い出しました。上方舞楳茂都流の舞踊でご活躍の先生です。(上方舞楳茂都流の家元は歌舞伎でも有名な片岡愛之助さんです。)楳茂都梅延先生は、ビクター民踊・舞踊連盟の民踊部の講師の先生としてもお世話になっています。
その梅延先生が、先日暫く振りに当財団の事務所にいらっしゃいました。予定の時間より少しお早めにいらっしゃいましたので、お待たせしてしまったのですが・・・先生は「待つのも、お稽古のうちですから、ウフフフフ」と。
大先生なのに、お稽古?!ってウフフフ・・・(^^;
(japogirl)