じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

メリクリ、メリシャカ

本日はクリスマス・イブ。クリスマス寒波で非常に寒い連休になるという天気予報もありましたが、みなさんがお住まいのところではいかがでしょうか? 昨年のイブはクリスマスにちなみ、じゃぽ音っと上で検索できるタイトルをご紹介していました→「クリスマス・イブ」。よろしかったらご覧ください。
そういえば昨今、クリスマス定番の挨拶「メリークリスマス」を省略して「メリクリ」。そこから転じて「メリシャカ」という言葉を目にするようになりました。もっとも「メリシャカ」といえば4月8日ですが、仏教にしてもキリスト教にしても、祈る気持ち自体が変わることはないはず。自分が今年2月に体験した声明(しょうみょう)の公演は(じゃぽ音っとで「声明」を検索すると数多くのタイトルが→)、とてもおごそかな雰囲気でした→「“日本伝統音楽の源流”聲明公演」。さらに声明でかつてこのような素晴らしいレポートも→「公演レポート:高野山の声明 修正会 真言声明の会」(2009年2月)
自分自身の今年を振り返るなか、旅先でこういった風景に出会い、心が洗われたことも思い出しました。クリスマスとはだいぶ趣きが違いますが、ご容赦ください(大分県の国東半島……熊野磨崖仏の一部、川中不動、文殊仙寺にて)。自然と生活、信仰が一体となっているかのような、素晴らしい風景でした。


大分県=豊後の国はかつて戦国時代、キリスト教が布教されたところですが、こうした風景も残されてきたのですね。
クリスマスを経て慌ただしく年の瀬へ向かっていきますが、あらためてどこかで「ゆく年」に思いを馳せる時間が作れたらいいなと思っています。

(じゃぽ音っと編集部T)