じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

お江戸日本橋

一月も今日で終わり。何だか色々な事がありすぎて、お正月が遠くに感じるようでもあり、そのわりには、この一ヶ月が駆け足状態だった感じが・・・。
そんな中、お江戸日本橋が気になります(笑)昨年、日本橋が石造二連アーチ橋に架け替えられてから100年たち、色々なイベントが催されているせいでしょうか。
お正月3日にデパートのセールに出掛けましたら、駅伝を見ることが出来ましたp(^^)q

そこで七福神の地図が配られていました。近々、この地図を頼りに巡ってみようかと思案中です。今、映画『麒麟の翼』が上映中ですが、テレビの予告のCMには日本橋が映し出されていますね。見慣れた日本橋が出てくると嬉しくなります。(場面はちょっとシリアスですが(^o^;)この地図には、映画の舞台となった写真が随所に載っていました。
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さて先日、日本橋にちなんだお問い合わせを頂きました。
「『お江戸日本橋』は江戸から京都まで唄っていますか?」
こちらの曲は東京都民謡なので、作品によっては様々な歌詞で出ているかと思います。当財団の『お江戸日本橋』の作品を確認致しました。
シングルカセットテープVZSG-10580『お江戸日本橋』(「中山道追分過ぎて」小野金次郎補助作詞)唄:市丸

(こちらのカセットテープには、松浦登糸子先生監修の振付け用紙が入っています。舞踊の便を考慮して、同曲を2回繰り返し収録しております。お稽古に最適です!)
歌詞ですが♪お江戸日本橋七つ立ち・・・から始まります。「七つ」は、寅の刻で午前4時。徳川幕府が治安上の見地から、これより早い外出を禁止していたといわれています。ずいぶんと真っ暗な時間からの旅ですね。そして、二番に「しおらしい大井川」、三番に「土山つつじ」と名所を通り抜け四番の歌詞は
♪ お前と私は 草津
中山道 追分過ぎて 姥が餅
こちゃ 矢走で大津の 都入り
こちゃえ こちゃえ ♪
で終わります。
最後は京都に到着!長い道のりです。

こちらのCD『市丸端唄選(八)』の『お江戸日本橋』には、日本舞踊の花柳寿輔先生監修の振付が(表現:花柳三千玲)がブックレットに掲載されています。

(japogirl)