じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

児童合唱まるかじりは3/7発売予定(2)

昨日は、粉雪がちらちら舞っていましたね。こんな日には、レミオロメンさんの「粉雪」を熱唱でしょうか。
さて制作中の児童合唱CDの話題で、続きを。この度、制作中の「児童合唱まるかじり」は、NHK東京児童合唱団の指揮者 金田典子さんに、児童合唱の名曲51曲を選曲していただき、収録いたしました。3月7日発売予定です。このCDは、レコード会社各社のご協力をいただき、歌い続けたい児童合唱の名曲を集めたオムニバス盤です。
先週も少し収録曲をご紹介しましたが、本日は「元気に笑え」をご紹介します。
「合唱まるかじり」シリーズは、現在までに2タイトルリリースしております。(ジャケット写真は2005年に発売した1作目)

CDのコンセプトがあり、50人の作曲家の作品を1人1曲ずつ収録するというものです。またお聴きいただいた後で、気になる曲が見つかりましたら「日本合唱曲全集」で組曲全体を楽しんでいただくという、案内盤としての一面もございます。
ところで、今回も50人で50曲の選曲をお願いしたのですが、どうしても収録したい曲として「元気に笑え」と「ゆかいに歩けば」が選ばれました。ところがこの2曲は同じ作曲家の作品、フリードリッヒ・メラーさん作曲だったのです。数日間うなったあと、「元気笑え」をボーナストラックとして収録することにしました。ですので、今回は51曲の収録となりました。
この「元気に笑え」なのですが、岩城宏之さんが指揮をしています。この曲は、2004年に発売されたCD「ぼくらのリサイタル」(音源協力:キングレコード)に収録されており、岩城宏之氏と荒谷俊治氏の指揮で、東京放送児童合唱団(現・NHK東京児童合唱団)が歌っているのですが、児童合唱でアルバムを作ったのはこの1枚という岩城氏の解説の言葉の中に『ぼくはたくさんレコードをつくってきたけど、ふだんはテスト盤を聴いたらそれっきり。「ぼくらのリサイタル」は、繰り返し聴く、ほとんど唯一のレコードです。(中略)聴くたびに、本当にうまい、これだけうまい児童合唱団があったことをみんなに知ってもらいたい、と思っていました。』とあったのが印象的でした。CDが発売になりましたら、是非お聞きいただきたい演奏です。

岩城宏之さんのCDは、こちちらも出ております。

こちらは「メモリアル・コーラス・アルバム」。岩城宏之氏が指揮をし、東京混声合唱団が歌う愛唱歌のレコードの復刻に加え、岩城氏のラストステージとなった2006年5月24日の東京混声合唱団のコンサートのライブ録音を収録しています。
このアルバムの中では、「雪の降る街を」(女声・ライブ録音)と「もずが枯れ木で」(男声)と、「アンニー・ローリー」(アニー・ローリー)(混声)が個人的に好きです。
それでは、また次回も児童合唱まるかじりでお話いたします。

(制作担当:うなぎ)