じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

「二上り甚句」そして「小唄まつり」

昨日のブログでは特別天然記念物トキにひなが生まれた話題が。そして今日、一羽だと思っていたひなが更に2羽発見されたと聞き、何だか嬉しいですね。
嬉しいと言えば、 Kさんと一緒に行った鶴屋奏英さんの端唄の会を思い出しました。
鶴屋奏英さんの端唄の会の詳細はKさんのブログで!→「三味の音色で江戸を聴く」
一曲ごとに当時の時代背景等の解説をしながらの演奏で、その中で『二上り甚句』の解説の時に、思わず懐かしい名前が!それは「海晏寺(かいあんじ)」。
二上り甚句』は、かつて花街で盛んに歌い、踊られていたとか ♪
江戸から出る諸街道のうち最も重要視された東海道の1番目の宿、品川宿。そこに近い紅葉の名所でもあった海晏寺。しかし品川の妓楼にも近かったようで、紅葉見学と偽って品川の妓楼に遊びに行く者も多かった・・・・と。
幼い頃、私にとって家の近所の海晏寺は、お転婆盛りの格好の遊び場でもありましたm(_ _)m。生まれたての子猫の発見、草花を集めたり、小山を登ったり・・・。子供の頃に、昔は紅葉狩りで有名だったと聞いていて「紅葉を狩る」って?何だろうと(笑)、でもそんな背景もあったとは(^^;
その他に『桜見よとて』も歌われましたが、そうそう前に「出没!アド街ック天国」に出演された春日とよ栄芝さんも歌っていましたね。
さて、春日社中の皆さん、そして両日合わせて総勢約四十五社中の方々が出演される「第52回ビクター名流小唄まつり」は、今年7月10日(火)・11日(水)二日間にわたり日本橋三越劇場で開催されます。入場料は3000円です。
例年通り、第一部(一般)、第二部(推薦)、そして第三部(講師演奏)の構成です。
第一部の一般の部は、どなたでも参加出来ます(先着三十番)。そして、希望者の方は市丸賞の選考対象にも。既に今回の申し込みは締め切っておりますが、是非、参加したい!と思う方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
『小唄まつり』の準備の傍らには・・・(^^)v
 「復刻・新編 小唄ベスト120」
 「小唄まるかじり」

(japogirl)