じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

東京スカイツリー音頭♪

来月5月22日、いよいよ東京スカイツリーがオープンします。「東京」というより「日本」の新名所というべき盛り上がりで、連日施設内やスカイツリー周辺のさまざまな話題が途切れることありません。

弊財団でも、昨年8月に相原ひろ子さんが歌う「東京スカイツリー音頭」をリリースしています。何度かこのブログでもご紹介していますが、オープンを目前に控え、あらためてご紹介したいと思います。

この曲の生みの親である作詞のたかはし豊さん、作曲の林正臣さん、そして振付をした寿々喜美恵さんは全員地元墨田区民で、地元に寄せる夢と希望がたっぷり詰まった作品です。2006年に新タワーの建設が墨田区に決まったことを祝して、この曲が誕生。当初、タイトルは「新東京タワー音頭」でしたが、2008年に正式名称が決定した後、「東京スカイツリー音頭」として完成しました。2009年には、日本舞踊の宗家で海外普及などにも力をそそぐ「舞の会」インターナショナル会長・寿々喜美恵さんが秋季公演で初披露したことをきっかけに、少しずつこの曲への問い合わせが増え、多くの方々からの要望により、翌年2010年、相原ひろ子さんの歌唱でCDとカセットを自主制作するまでになりました。その後、墨田区のみならず都内各所、関東近郊、全国からの問い合わせや講習依頼などを受け、2011年8月17日に全国発売。墨田区から全国へと大きく羽ばたいたのです。

東京音頭、大東京音頭、炭坑節などと並び、東京都内では盆踊りの定番曲となりつつあるこの「東京スカイツリー音頭」。曲の親しみやすさはもちろんですが、なんと言っても踊っていて楽しくなる振付けが大きな魅力です。CDとカセットの中に封入されている振付解説書もわかりやすく、お子様からおじいちゃん、おばあちゃんまで、家族全員で踊ることが出来ます。「東京 東京 スカイツリー〜♪」というところでは、頭上に両手で山を作ってスカイツリーを表現したり、他にも世界一を誇るタワーの高さを表現するように、左右の手を上にまっすぐに伸ばす振付けなど、この曲ならでは!というオリジナリティにあふれた音頭です。

そして、現在では「舞の会」インターナショナル二代目会長・寿々喜美州さんが中心となって「東京スカイツリー音頭」を墨田区から全国に発信する中、オープン直前の5月19日(土)に行われる東京スカイツリー開業記念祝賀パレードに、「舞の会」のみなさんを中心とする総勢520名が参加することが決まっています。520名で踊る「東京スカイツリー音頭」、楽しみです!午後3時半ごろから浅草通りを流し踊りする予定になっていますので、もし時間がありましらたぜひぜひ見にいらしてください。パレードの終点にはステージが設けられるようで、そこでは相原ひろ子さんの生歌で「東京スカイツリー音頭」の踊りを見ていただけるかもしれません。

このようなイベントのお知らせ等も含め、「東京スカイツリー音頭」を歌っている相原ひろ子が「ラジオ日本」の音楽番組「MJMミュージックアワー」に出演します。東京スカイツリー開業記念として、5月の木曜日3日、10日、17日、24日の深夜24:15〜24:30にOAされる15分の番組に4週連続で出演します。パーソナリティの滝沢竜さんと喜佐人(きさと)さんと一緒に「東京スカイツリー音頭」の誕生から現在の活動状況、振付けのお話、この曲に込める思いなどなど、いろんな話をします。滝沢竜さん、喜佐人さん、スタッフの皆様、ありがとうございました。 

(左:滝沢竜さん 中:相原ひろ子さん 右:喜佐人さん)

相原ひろ子さんが舞踊歌謡の歌手であるので、歌謡曲と舞踊歌謡曲の違いなども聞いていただけます。表現方法は多少違いますが、新舞踊と言われるようなジャンルも、このような音頭も、歌と踊りが一つになって完成するというところが同じですので、人々が楽しく踊り歌えるという基本的な部分は共通していますね。

これからも、「東京スカイツリー音頭」を通していろんな情報をお知らせして参りたいと思います。東京スカイツリーを見たら「東京スカイツリー音頭」を思い出してもらえるようになったら嬉しいです!

(K)