じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

イベントに向けて、トンボも応援?!

やっと天候も落ち着き暖房も冷房も要らない、つかの間の心地良いシーズンになりました。先日、事務所にトンボが紛れ込んできて事務所内をグルグル飛び回っていました。

こんな季節はずれに気持ち悪い(笑)なんて思ってもいましたが、色々と調べてみましたら、トンボは春から秋にかけて発生のこと。春から?気の早いトンボが居てもおかしくないってことでしょうかね?!そしてトンボは、前にしか進まず退かない攻撃的な姿から、勝ち虫と呼ばれ戦国の時代、武士に大変喜ばれた縁起もののようです。トンボが飛んだ日は、ちょうど第1回東京[無形文化]祭の記者会見を終えて帰ってきた日のことでした。
【じゃぽ音っとブログ】東京[無形文化]祭、発進!
何だか幸先がいいようです(^o^)v
そして毎年恒例の二大イベント!の準備も着々と進んでおります。
6月5日(水)「第十六回日本伝統文化振興財団賞受賞記念演奏会」
7月10日(火)11日(水)「第52回ビクター名流小唄まつり」
さて、小唄まつりの準備に追われる毎日ですが、ご出演の申し込みを頂きまして数多くの曲目が出ているのですが、今年の人気曲(?)のひとつはこちらになります。
『上げ汐』
♪ 上げ汐に つれて漕ぎ出すかずかずの 船はおも舵とり舵やぁい 向う鉢巻片肌ぬいで 気負いを競う江戸っ子が 月と花火に浮かれつつ 急いで漕ぎ出す川開き「ええ 西瓜に真桑瓜はようがすかな」「玉子や玉子」「豆や枝豆」「東西 写絵の儀は手許をはなれ あかり先の芸当にござりますれば お目まだるき所は幾重にもご容赦の程 乞い願いあげ奉ります 従いましてここもとご覧に入れまするは 日本は三景の内両国は川開きの態とござります」ちょいと来なせ「ええ押すな押すな邪魔だ邪魔だ」「そうれあがったぞ」「玉屋ア」と褒めてやろうじゃないかいな♪
「小唄まるかじり」より
江戸情緒がうかがえる、まさに江戸っ子の唄です。物売りや写し絵の口上の歌い方が難しそうですp(^o^)q

(japogirl)