じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

尺八のCDご紹介

先週、先々週と「文楽」に関する本などご紹介させていただきまして、まだまだご紹介したい本もあったのですが、先日5月31日に「第1回 国際尺八コンクール (International Shakuhachi Competition; May 31, 2012)」(◆)(京都・大谷婦人会館ホール)が開催され、また現在「2012 国際尺八フェスティバルin京都 (2012 World Shakuhachi Festival in Kyoto)」が開催中とのことで、尺八界が盛り上がっているようですので、弊財団よりリリースされている尺八のCDをご紹介いたします。
尺八といえば、早くから外国の方々にも注目され、今までにも国際的なフェスティバルが多数行われています。今回も京都でコンサートからワークショップ(講習会)まで、いろいろなイベントが行われているようです。尺八ファンの方は、楽しみですね。
◆『日本音楽の巨匠 都山流尺八/山本邦山(SHM-CD盤)』「壱越」「風動」他、現代邦楽作品の中から厳選した名曲名演奏を収録。

◆『日本音楽の巨匠 琴古流尺八/山口五郎』 1977年に打ち上げられたNASA無人宇宙探査機ボイジャー2号に、日本の音として山口五郎氏が奏でた「巣鶴鈴慕」が選ばれて搭載され、現在も飛行中。(以前ご紹介した『人間国宝 山口五郎 尺八の神髄(12枚組)』は、こちら(◆)です。)

◆『〈COLEZO!〉〜コレゾ!BEST!〜尺八 特選』 琴古流、都山流の二大流派をご紹介する決定版。

◆『都山流外曲集成 (6枚組)』 地歌箏曲の三曲合奏で演奏される代表的な曲目を集め、都山流を代表する演奏家による演奏で収録。

◆『明暗真法流本曲全集』 古典尺八の源流である京都明暗寺伝曲の全貌を明らかにする、空前の企画。尺八愛好家・演奏家・研究家必携の企画が誕生!

ところで余談ですが、もうだいぶ前の話ですが、『さんまのナンでもダービー』という番組の、たぶん「肺活量対決 風船ふくらまし割り」というレースで、尺八奏者の方が優勝された(私は番組を見ていなかっのですが、たぶんそうお聞きした記憶が…。)というのを聞いて以来、尺八を吹かれる方を尊敬しちゃいます。
尺八は、竹の中に空気を吹き込んで音を出すのかと思い、チャレンジしたことがありますが、全然鳴りませんでした。どちらかというと、まっすぐ空気を吹くというか…。よく、ジュースの瓶で音を出す方がいらっしゃいますが、あの感じですよね。
「私も尺八習ってみようかな。」とつぶやいたら「最初はくるし〜のよ〜」と、アドバイス?を頂戴しましたが、肺活量を鍛えることが出来そうですね!

(制作担当:うなぎ)