じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

宮廷の舞・・・

梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか?今日は湿度低く、爽やかな気持ちが良い一日でした(^^)/
さて、昨日の読売新聞の夕刊に「日韓の雅楽 合同上演」と題した、芝祐靖氏のインタビュー記事が掲載されていました。日韓の雅楽演奏グループが、一つの演目を初めて合同で上演するとのこと。「紀尾井 江戸 邦楽の風景『朝鮮通信史』」日本からは、雅楽演奏家芝祐靖氏が音楽監督雅楽グループ・伶楽舎、韓国からは、韓国国立釜山国楽院の演奏者と舞人が参加するようです。(紀尾井ホールにて。)

日韓の雅楽、合同上演


この記事のインタビューの中で、芝先生が代々雅楽の楽師の家のお生まれで「家系図では、私の先祖は朝鮮半島の古代王朝・高句麗の第二十二代国王です。その子孫が日本に渡って芝を名乗り、南都系(奈良系)の雅楽の家になった。朝鮮とは深い縁のある家なのです。」と、おっしゃっていました。そっ、そうだったのですか〜!(驚)何千年もの歴史・・・ドラマ好きな私は思わず「朱蒙 -チュモン- 」や「太王四神記」の古代ロマンを思い出してしまいました〜(^o^)
さて、既にご存知だと思いますが、来る7月11日から27日第1回東京[無形文化]祭が開催されます。日本と世界の[無形文化]を紹介するフィスティバルです。その中のひとつに、「躍る 舞の競演」(7月24日(火)紀尾井ホールにて19:00開演)があります。日本の伝統芸能の三つのジャンルから、山本東次郎家能楽師狂言方大蔵流)による「三番三」、辰巳満次郎(能楽師シテ方宝生流)による半能「石橋」、そして伶楽舎による舞楽「胡飲酒 序・破」「太食調音取 長慶子」。力強い民衆の舞から宮廷の優雅な舞までを披露いたします。

(japogirl)