じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

最近のお問い合わせ その6

まだまだ暑いですね。今週も30度越える日が続くようです・・・(^^;
さて、ここ最近新聞の記事をご覧になったお客様からお問い合わせをたくさん頂いております。
ひとつは8月8日(水)読売新聞の夕刊のエンターテインメント欄の後藤すみ子先生の記事。「恩師の琴の音 残したい」『宮城道雄作品集』CD相次ぎ発表・・・
記事には、世界的な箏曲奏者で作曲家の宮城道雄の指導を受けた、最後の世代。そしてインタビューに「音の素晴らしさ、テクニックのすごさ、普遍性のある高い音楽性・・・箏曲の魔術師とも言える宮城作品を、後進のためにも残しておきたかったのです。」と。

お客様から「後藤すみ子さんのCDは何処で買えますか?」「新聞に載っていたCDが欲しいのですが」「CDはもう発売されているのでしょうか?」等。
はい、1作目のCDは今年の5月9日にCD『後藤すみ子/「春の海」宮城道雄作品集(1)』 (VZCG-765 ¥3,000)発売になりました。(10月に2作目、来春3作目を発売予定)お近くのCD店にてご購入出来ます。

そして、もうひとつは8月21日(火)の日本経済新聞の文化欄に「キリシタン音楽に光」◇箏曲の調べ、口伝の歌に隠し伝えた宗教曲を発掘◇と題しまして、皆川達夫先生の記事が掲載されました。

「六段」が「クレド。私は神を信じます」という言葉で始まるグレゴリオ聖歌の1つ「クレド」とよく似ているという知らせを受け、2曲を流してみると、初めから終わりまでぴったりと重なる。長さだけではない・・・・。
今年7月には、「六段」についての考察をローマの国際学会で発表。
皆川達夫先生の監修によるCDはこちら。

「箏曲『六段』とグレゴリオ聖歌『クレド』」監修・解説・指揮:皆川達夫(音楽学者、中世・ルネサンス音楽史)(VZCG-743 ¥3,150)(2011年3月30日発売)
こちらのCDは一時在庫を切らしておりまして、お客様にはご迷惑をおかけ致しました。お近くのCD店にてお買い求め下さいませ!

(japogirl)