じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

今日は彼岸明け

今年の秋のお彼岸は9月19日〜25日。お墓参りに行かれた方も多かったでしょう。そんな話題をつい先日、外国人の方としたのを思い出しました。
「カレンダーに秋分という日はあるけれど、お彼岸という期間がない。何故、お彼岸にお墓参りに行くの?」と聞かれ上手く答えることが出来ませんでした。お彼岸にお墓参りは、普通に習慣になっていましたから・・・(^^;

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、お彼岸はちょうど季節の変わり目時期。本当に猛暑もやっと落ち着いてきた今日この頃です。(特に関東?)九月は秋の長雨「長月」ともいいます。雨降るこのごろ実感しています。お彼岸は、太陽とご先祖様に秋の収穫を感謝して豊作を祈るという意味合いがあるそうです。他国には見られない日本独自の行事のようです。仏教の教えの一部では、生死の海(川?)を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)というそうで、彼岸は西に此岸は東にあると言われ、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分春分は彼岸と此岸が距離がもっとも縮まり通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったと考えられてるようです。
春分秋分国民の祝日春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」を趣旨としています。季節の変わり目を肌で感じ、心落ち着かせる日でもあるのかなと思いました。

そこで「彼岸」をテーマに当財団のHPを検索しましたら♪「彼岸獅子舞」が出てきました。『復刻 日本の民俗音楽』(36枚組)に収録されています。
収録の「彼岸獅子舞」は春の彼岸に踊られる獅子舞(会津若松市天寧)。「庭入」(3分23秒)「山をろし」(3分46秒)
こちらの36枚組の商品には、組み立て式木製ラックがついておりまして先日組み立てみました。

日本各地の民俗芸能を収録した歴史的な音の記録。幻の秘蔵音源の大変貴重な復刻CDです!!

(japogirl)