先日亡くなった小沢昭一さんの『俳句で綴る 変哲半生記』(岩波書店)が12/20に出ています。「変哲」はご存じの通り小沢さんの俳号です。
最初の小沢さんの文章によると「…初めて俳句なるものを詠みましたのは、昭和四十四年、東京やなぎ句会でのことでした。以来、四十数年。後半生を俳句と共に過ごしたことになります・・・(中略)・・・俳句を詠むことで、本当の自分と出会えることに気付いた…」とのこと。
およそ四千の俳句が収められています。いま流行りのライフログをアナログでされていた、ということでしょうか。小沢さんがその時々にご覧になった風景が目前に浮かんでくるかのようです。
下写真右、平成元年11月12月の部分。こんなふうに俳句がずらっと並びます。全309ページ。左は外側ケースの裏側。
装丁も素晴らしく手放せない一冊になりそう。座右に置いて季節に合わせ、毎日すこしずつ読んでみようかと思っています。
出版社の作品情報→俳句で綴る 変哲半生記 - 岩波書店
編集者からのメッセージ→正義・ジェンダー・家族 - 岩波書店
下は当財団よりリリース、小沢さんがナレーションを担当されているCDです。
http://search.japo-net.or.jp/item.php?id=VZCG-731
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