24日の日曜日、初めて東京マラソンに参加しました。このところの日本全国でのマラソン大会の人気ぶりは以前話しましたが、年を追うごとにさらに高まっています。この東京マラソンは数ある大会のなかでも群を抜いての人気ぶり。世界的なランナーがスピードを競いますが、市民ランナーにもその門戸が開かれているのはみなさまもご存知かと思います。以前友人の応援に出かけたこともあり、いつか一度自分も走ってみたいと思ってはいましたが、まさかこの高倍率の抽選に当たって走ることになるとは。
新宿都庁前からスタートし飯田橋、皇居を回って日比谷公園、東京タワーを眺めつつ南下し品川。折り返して銀座の街、スカイツリーを眺めつつ浅草雷門前をぐるりと回ってふたたび銀座。今度は歌舞伎座、築地本願寺を経て佃大橋を渡り豊洲、そしてビッグサイトまでの東京を巡る凝縮された42.195キロ。高いビルに囲まれることの多いコースを走っていると、先日のjapogirlさんのお話のように富士山をゆっくりと眺める機会にめぐり合うことこそできませんでしたが、自分の足で東京の名所を巡っているような楽しい気分になりました。
普段走る際はとくに目立つ格好をすることもなく、基本的に全国のいろいろな大会や住まいの近くにある自然を楽しみながら長い距離をゆっくり走ることが好きな私。とはいえユニークな扮装をするランナーも数多く、しかもこの寒いなかランナーの数以上にたくさんの沿道からの熱い声援がいただける大会。せっかくならば!
←連獅子(れんじし)のカツラで走るの図〈顔だけご容赦願いまして…(^_^;)〉
普段走るとき以上に熱いご声援をたくさんいただきました!
他の大会では沿道からお声がけいただくと、せめてと思いついつい会釈をしたり、差し出していただいた手にコースアウトしてハイタッチをすることや「ありがとうございます!」と返すこともままあるのですが、これだけ大勢のランナーが広い道をいっぱいに埋めつくす大会。「連獅子がんばれ!」といったご声援にガッツポーズやら首を振ってカツラを揺らす反応をするなどが精いっぱい。それでも走り始めて42.195キロのフィニッシュ地点にたどり着くまでに、「連獅子〜!」「歌舞伎〜!」「カツラ暑そうだね〜」「獅子〜!」「ライオン丸(懐かしいテレビ特撮ですよね)〜!」などと何度も何度もお声がけいただいたり、給水所や警備などでお世話になったり、注意こそしていましたが混雑のなか他のランナーにご迷惑をかけたこともあったか……関係者のみなさま、沿道のみなさま、ランナーのみなさま、この場をお借りして本当にありがとうございました。
この獅子という古来から伝わる不滅のキャラクター。その伝統に潜んでいる力を走りながらあらためてひしひしと感じました。そんな連獅子や石橋(しゃっきょう)についての詳しいブログもぜひご覧ください→石橋の世界。
(じゃぽ音っと編集部T)