今日、東京の桜の満開宣言が発令?されました。
思い返せば飽きるほど寒い日が続いた今年の東京。
2月には例年よりもずっと開花が遅れるだろうと思っていたのに、急に暖かくなったと思ったら一挙に先週は夏日にも。
今日のブログは、東京は城南の桜の名所から、今晩の「夜桜スナップ」をご覧ください。
先ずは、目黒川沿いの夜桜から。
目黒川は世田谷区から目黒区、品川区を通って東京湾に注ぐ延長8キロの川。国道246線(玉川通り)をくぐる大橋から目黒駅辺りまで約3.8キロの川沿いに約830本のソメイヨシノが植えられています。目黒川からほど近い西郷山公園にも50本近い桜があり、代官山までの散策も楽しいエリアです。代官山と言えば先週東急東横線が代官山駅のすぐ渋谷よりから地下にもぐり、東京メトロ副都心線つながりました。
さて次は、禿坂(かむろざか)の満開の夜桜。
禿坂の名前の由来の前に、これを「はげざか」と読んだ知り合いがいましたね。
さてこの坂は、江戸時代の延宝七年(1679年)に、遊女小紫が使っていた禿(かむろ)が付近の池に身を投げたことから、この名が起こったといいます。延長約480m、名前の由来となった白井権八と相愛の小紫の話は、歌舞伎「浮世柄比翼稲妻」(うきよつかひよくのいなづま)にもなっています。この美しい桜並木は品川百景の一つにもなっています。
今晩の夜桜、最後は洗足池を訪れました。
洗足池付近は、古くから「千束」(せんぞく)と呼ばれ、その由来は仏教用語の千僧供料(せんそうくりょう)の寺領の免田、また、千束の稲が貢租(税)から免除されていたとする説などがあります。身延山久遠寺から常陸へ湯治に向かう途中の日蓮上人が、池のほとりで休息し足を洗ったという言い伝えが生まれ、千束の一部を「洗足」と呼ぶようになったとも伝えられます。また、日蓮上人が袈裟をかけたと言われる「袈裟掛けの松」や勝海舟の墓なども残ります。
都内の桜の見ごろは、今日から3月30日とネットで見ましたが、週末の24日(日)の天気予報は雨。
さて、月末まで桜は楽しめるのでしょうか?
(理事長 藤本)