じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

日比谷公園、開園110周年の企画展

つい先日土曜日の昼間、ひさびさに日比谷公園を訪れました。通称、野音(やおん)でおなじみの日比谷野外音楽堂はとあるロック・バンドがリハーサル中で、開演前からお客さんの長蛇の列。しかし私が目指したところは、その近くにある緑と水の市民カレッジ公益財団法人東京都公園協会)。今年、平成25年6月に日比谷公園は開園110周年を迎えます。その記念の企画展「つくられた江戸城日比谷公園の地形」がこの日比谷公園内にある、緑と水の市民カレッジ3階 みどりの(i)プラザ(※()=丸印)で4月2日(火)〜5月16日(木)の期間(日曜、祝日は休館日)で開かれています。
「太古の昔、関東の内陸にまで東京湾が入り込み、江戸時代よりも前、この日比谷は入り江だった」といった多少の予備知識はあったものの、普段から地図というものにちょっと萌えてしまう(?)私は展示を拝見するだけに飽き足らず、その展示をまとめた小冊子を入手。以下はその写真です。

付録のすごろくは広げると迫力があります!

巨大なビル群が立ち並び、高速道路や地下鉄網が張り巡らされている東京。その原風景の跡が江戸城(皇居)の周囲に今も残されていることは、高低差のある皇居の周囲をジョギングしたときにも感じましたが、江戸城を中心とする江戸〜東京の街づくりや埋め立ての歴史、自然の高低差を生かした江戸時代の上水道の仕組みなど、とても見ごたえがありました。
いまさまざまな展覧会が開催中ですが、こちらもなかなか面白かったです(※日曜、祝日は休館とのことですので、ゴールデンウィーク明けの土曜の昼間などが狙い目でしょうか)。日比谷公園方面へお出かけされる折などでご都合が合うようでしたら、いかがでしょうか?

(じゃぽ音っと編集部T)