なんとなく、一般的に、“邦楽”といえば“古典”を思い浮かべることが多いのではないでしょうか?一方、“現代邦楽”というと、西洋音楽を学んできた作曲家が邦楽器を「使った」作品、というイメージが先に立つような……そんな勝手な思い込みは、見事に崩れ去りました。
「創邦21」は、第一線で邦楽演奏家としても活躍中の方々による、新作の会です。2000年5月に第1回作品演奏会を開催して以来、そこで生み出された様々な作品は、演奏会や舞踊の会で上演されたり、放送されたり、ときには歌舞伎ともなっているそうです。
第11回を迎えた今回は、2部構成で、第1部は、同人の方々それぞれが思い思いに題を求め想を得た作品5曲が並び、第2部には、「古事記」編纂から1300年の昨年に因む4作品を揃えた、多彩な内容です。
創邦21 第11回作品演奏会
[日時] 5月17日(金)17:15開場 / 17:45開演
[会場] 日本橋劇場 (中央区立日本橋公会堂4Fホール)
・中央区コミュニティバス(江戸バス)北循環25「日本橋区民センター」停留所下車徒歩0分
・東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅下車 6番出口徒歩2分
・東京メトロ日比谷線「人形町」駅下車 A2出口徒歩5分
・東京メトロ東西線「茅場町」駅下車 4-a出口徒歩10分
・都営地下鉄浅草線「人形町」駅下車 A3またはA5出口徒歩7分
アクセスは こちら をご覧ください
[入場料] 一般=3,500円 / 学生=1,500円 全席自由席
[チケットお申込み・お問合せ] CATチケットBOX Tel. 03-5485-5999
[曲目]
夢てふものはたのみそめてき 作詞:金子泰 作曲:松永忠一郎 作調:藤舎呂英
音楽劇「ヴェニスの商人」より ユダヤ人シャイロック 作曲:杵屋巳太郎 脚色:竹柴潤一
夏のおもいで・冬のできごと 作詞・作曲:今藤政貴
三弦三重奏曲 作曲:米川敏子
鶴 ―やくそく― 作曲:今藤美治郎 作調:藤舎貴生 脚色:金子泰
「古事記」より
三巴天地始(みつどもえあめつちのはじめ) 作詞:金子泰 作曲:杵屋淨貢 作調:藤舎呂英
丹摺の袖 作詞:金子泰 作曲:清元栄吉
海幸山幸 作詞:谷川恵 作曲:今藤長龍郎 作調:望月太津之
保呂飛(ほろび) 作詞:谷川恵 作曲:今藤政太郎 作調:藤舎清之
曲名を見ているだけで、いくつもの物語が立ちのぼってくるようで、ワクワクですね!チラシ裏面記載の、「創邦21」同人の方々と共演者の皆様の錚々たる顔ぶれに、さらに期待が高まります。
和の音・和の楽器を知り尽くした音楽家たちの手から、新しい和の音が生まれ出る、その瞬間に、ぜひ、ご一緒に立ち会ってみませんか?
(YuriK)