じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

根津美術館から出雲大社東京分祠へ

9日から始まった四年振りの神田祭り。神幸祭といわれる今日は、あいにくの雨でしたが絢爛豪華な鳳輦、神輿が神田、日本橋、大手・丸の内、秋葉原を巡行。江戸時代の絵巻物の曵(ひ)き物の中には188年ぶりに「花咲かじいさん」が復活したようですね、ニュースで見ました。
ところで、みなさんはGWはいかがお過ごしでしたか?私は5月5日の子供の日に久々に表参道へ出かけました。「こどもの城」では、たくさんの鯉のぼりが泳いでいました。そして毎年この時期に開催されています展覧会「国宝 燕子花図屏風」(〜5月19日迄開催)根津美術館へ。


国宝「燕子花図屏風」は、江戸時代半ばの元禄年間に、尾形光琳(1658〜1716)が生み出した日本の絵画史を代表する作品のひとつ。琳派はヨーロッパの印象派などにも大きな影響を与えていますが、こんなモダンな作品が江戸時代に生まれていることにあらためて日本の芸術文化は素晴らしい!そして展示の屏風絵のカキツバタもさることながら、庭園のカキツバタも見頃を迎えていました。

美術館を出てから表参道・青山界隈をブラブラ。南青山で福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」を発見。こちらのショップで、人気商品第二位の「大福あんぱん」を購入。なんとパンの中に大福が入っていて、モチモチしていてとっても美味しかったです(^^)
ショップの前には恐竜のオブジェが。いつかは福井県にあります恐竜博物館へ行ってみたいと思っています。

そこから渋谷方面へ少し歩いて行きますと小原流会館の一階にカラフルな陶器屋さん。

店内には、いろいろな作家さんの作品が並んでいて、古典的なものからデザインが斬新なものまで見ていて楽しくなってきます。お店の名前は「一枝軒」さん。「軒」の文字の「干」が突き出ていない?!奈良のお坊さんに書いていただいた看板だそうです。
いつも行き当たりばったりの散歩ですが、この日も友達との会話でふと出雲大社伊勢神宮遷宮の話題から急に思いたち、表参道から六本木にあります出雲大社東京分祠へ。

私はこの日まで、東京に出雲大社の分祠があるなんて知らなかったのですが、友達がテレビで紹介していたのを見たとのことで、この日来ていた人も見たのでしょうか?路地裏の小さな分祠でしたが結構な人で賑わっていました。出雲大社での参拝は「ニ拝 四拍手 一拝」だそうです。
そしてそこから飯田橋にあります東京のお伊勢さま東京大神宮へもお参りに行きました。

この日も色々な発見があって楽しい散歩の巻でした。

(japogirl)