じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

2013年ビクター運動会シリーズ「平多講習会」絶賛開催中 vol.2

4月の北海道からスタートした「2013年平多講習会」。桜の季節を過ぎ、すっかり梅雨の季節となりましたが、九州、四国、中国、関西、中部と全国各地を巡り、昨日までで実に全国53会場で講習会を実施! 終盤に差し掛かってはおりますが、最終日8/6(火)東京サマースクールまで、まだまだ講習会は続いていきます!! 前回のブログでは、平多正於舞踊研究所の平多公了先生、達樹先生が訪れた各地の話題に触れつつの、楽しい「講習会ブログ」をご紹介致しましたが、昨日5日(水)新宿NSビル30Fで行われた講習会に私も参加してきました!   
会場は、新宿新都心の高層ビル群の中に位置する「新宿NSビル」。余談ですが、NSの名前の由来は、事業主の日本生命住友不動産のそれぞれの頭文字をとっている、とのこと。30階フロアから眺める窓の外の風景は圧巻。
東京都庁」と「新宿中央公園
この日の講師は、平多達樹先生。生徒さんは、東京都内、千葉県内の保育園、幼稚園の先生方。水曜日の平日ということもあり、先生方は勤務後の時間を利用しての講習会参加でしたが、3時間近いダンス講習にも最後まで元気いっぱい踊っていただきました。ただ、60名ほどの先生方にとっては、ちょっと狭いかな、という会場で本当に申し訳ありませんでした。
講習内容は、「2013年ビクター運動会シリーズ(1)〜(4)」の収録曲20曲すべてを網羅。対象は、1〜2才親子向け、年少、年中、年長、小学低学年、そして大人向けまで幅広く対応しております。そんなバラエティに富んだ収録曲を、小道具を手に取りながら、1曲1曲丁寧にご指導いただきました。

上記ダンスは、2013年ビクター運動会シリーズ(2)収録の「エイサー!〜のぼる太陽(ティーダ)」のひとつ。

「エイサー」とは何?という方に、以下Wikipediaより抜粋。
エイサーは、沖縄県でお盆の時期に踊られる伝統芸能。この時期に現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するため、若者たちが歌と囃子に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩く。地域によってはヤイサー、エンサー、七月舞(しちぐわちもーい)、念仏廻り(にんぶちまーい)とも呼ばれる。戦前は太鼓を使う例は少なく、浴衣などの普段着姿で手ぬぐいを頭に巻くというスタイルが主流であった。戦後、エイサーは沖縄市など本島中部を中心に大きくスタイルを変えた。この地域は青年層の人口が多く、旧コザ市(現在の沖縄市)で1956年に始まった全島エイサーコンクール(現・全島エイサー祭り)の影響もあって、観客を意識した派手な衣装や太鼓のパフォーマンスなどが取り入れられた。一方で、名護市以北の本島北部では手踊りの伝統エイサーも続けられている。

ビクター運動会シリーズに収録されている「エイサー!〜のぼる太陽(ティーダ)」は、こども向けに踊りやすく創り上げられた楽曲。対象は、年長〜小学低学年向けです。片面だけに皮を張ったパーランクーを持ち、頭巾を被って、勇壮に踊ればバッチリ。パーランクーが園に無ければ、ぜひ購入していただきたいのですが、予算が。。。長〜い目で見ると、購入しても損はしませんっ! とはいえ、ベニヤ板を丸く加工したり、段ボールを使って代用しても良いかもです(その場合は、太鼓の音はこどもたちの踊りに合わせて先生が出してあげてください)。頭巾は、男の子なら「紫」や「青」。女の子なら「赤」や「ピンク」がおススメです。そんな小道具を準備することで、踊りがさらに盛り上がります。エイサーの熱い、そして高揚するダンスにぜひとも挑戦してみてください!!
◆振り付けムービーはこちら
笑い溢れる達樹先生の講習は、その他にもいろいろな踊りを紹介したのですが、続きは講習会会場でぜひ!! ご興味ある先生方、お近くの講習会場へぜひ足を運んでみてください。
◆講習会スケジュールはこちら
また、会場では、今回の講習会内容に沿ったCDも販売しておりますので、気に入った1曲が見つかりましたら、手に取っていただければ、と思います。

それでは、次回の講習会会場で皆様にお会いできることを願って、今回のブログはこのあたりで。

(よっしゃん)