じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

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昨日に続いて季節の話題から。「日本の七十二候を楽しむ -旧暦のある暮らし-」(東邦出版)という本をご紹介します。
すでに20万部を超えたとの記事もあります→http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201303080065.html
コンセプトがオビに。「日本には二十四の節気と七十二もの季節があることを知っていますか?」「四季のある国に生まれた喜びを味わう」
例えば今日は、二十四節気の「小暑(しょうしょ)」。梅雨が明けて本格的に夏になるころのこと、とあります。そして七十二候では「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」で蓮の花が咲きはじめるころ。<候のことば><旬の魚介><旬の野菜><旬の虫><旬の行事><旬の日>などが候ごとに記載されています。
今でも、田舎のほうへ行くと、この二十四節気や七十二候に言われている事象が、しかるべき時に実際に起こっていくと聞いたことがあります。自然と結びついていたかつての生活を感じながら、ちょっとずつページをめくっていくと、忘れていた何か・・・を思い出すことができるかもしれません。

著者が登場されたイベントもあったようです→IMAIBOOKS

(J)