じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

「大妖怪展」へ行ってきました

毎日35度!一体いつまで(><)皆さんも夏バテにはお気をつけ下さいませ。
さて、このお盆休みに「大妖怪展 鬼と妖怪そしてゲゲゲ」へ行ってきました。

やはり夏休み中とあって親子連れが多かったです。隣では小学生らしき男の子が真剣に音声ガイドを聞きながら見ていました。私も今回は珍しく音声ガイド機器を借りてみました。やはりパネルの説明書きより全然詳しく、妖怪への興味が倍増しました。
「化け物の夢(夢にうなされる子どもと母)」という浮世絵を前にして思わず笑みが。作者喜多川歌麿が描く女性はいつも妖艶ですが、その描かれた妖艶な母親が、昼寝をして妖怪の夢をみてうなされている子どもを起こそうとしている姿。子どもが起こされて夢の中から消えなくてはならない妖怪が捨て台詞をはいている様は、なんとも不思議な絵で面白いです。そういえば、最近は昼寝をすることがほとんどないですが、夜よりも昼寝の方が怖い夢を見る確率が高かったのを思い出しました。
それから絵巻物がたくさん展示してありましたが、妖怪たちの色合いがとても綺麗で、身近にある物の妖怪、たとえば鍋や傘、楽器では琵琶や琴から足や手がのびているひょうきんな姿はなんだかほのぼのと感じます。
最後の展示室には、水木しげるさんの原画が25点。「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な妖怪たちがたくさん。なんでも水木しげるさんは戦時中にジャングルの中でヌリカベに遭遇したとか?!
最後の方に「口裂け女」の絵が!本当に怖かった思い出がありますが、今となっては笑い話(笑)
ひととき暑さを忘れ面白かったほのぼのとした展示会でした。
甥っ子へのお土産は「目玉おやじ」。

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(japogirl)