じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

ベトナムウィークでした

友人から桜の花のあしらわれた素敵な招待状をもらいました。招待状の表には・・・・「ベトナムウィーク祝開会 ベトナム伝統および現代文化アンサンブル」のタイトルが。

ベトナムと日本は今年、2013年が記念の年。外交関係樹立40周年なのです。そこで、ベトナム外務省、ベトナム文化スポーツ観光省、そしてベトナム大使館の三者主催で、9月12日渋谷公会堂にてコンサートが催されました。

コンサートといっても、ベトナム文化の見本市のようなもの。踊りに、歌に、ファッションショー、器楽演奏に盛りだくさん。ベトナム・日本両側の来賓者は大臣クラスの要人揃い。谷垣法務大臣もいらしていました!

ちょっとプログラムをご紹介。

1.北部民謡と踊り
2.Ta Minh Tamさんによる独唱
3.一弦琴演奏
4.ファッションショー
5.踊り、春の塔
6.Doan Trangさんによる独唱
7.踊り、ピンクのハス
8.Ha Tramさんによる独唱
9.MAT TROI MOIバンド
10.フィナーレ〜ホーチミンの歌〜


○ 斬新なアオザイに身を包んだ、超美人のモデルさんたちが続々・・・


すごいのです。でてくる楽器も、Dan Bau(一弦琴)とかTrung(竹の打楽器)とか見たことのないものも多数。どうやって音が出ているの?と不思議だったり。ベトナムの童謡から、ものすごい歌唱力をもった聴きごたえのあるソロの歌手まで。そして、会場も巻き込んで観客全員が拍子を取って参加するライヴのようなポップスから、踊りやファッションショーまで。とにかく、広ーいジャンルの、ベトナム政府が自信をもって選りすぐったアーチストが、そこで共演したのでした。

○そしてグランド・フィナーレ


たまに、いわゆるちょっと小難しい展覧会などに行って、その分野に明るくないし、勉強はなったけどあんまり楽しくなかったかも、と思いつつ帰宅することもあるのですが・・・。このイベント、気負わない素の自分で100%楽しんでしまいました。気がつくと、自分の口がニコちゃんマークの口みたいに締まりなく笑っていて、目はステージに釘付け。知らぬうちに、手が拍子をとっていました。これぞ、エンターテイメント!

アートって、言葉より雄弁かもしれませんね。その一晩で、今や私は、ベトナムのひそかなファンになりました。国交樹立40周年、日本とベトナム、互いに栄えあるとよいですね。

(弘)