先日秩父で行なわれたマラソン大会に参加してきました。朝5時半に秩父鉄道の秩父駅前をスタート、全長84キロ（フルマラソンの倍にあたる距離！）かつ標高差418メートル（坂の登り下りが大変！）のコースを経て、ふたたび秩父駅前に戻ってゴールという秩父札所めぐりウルトラマラソン。制限時間は12時間、ぎりぎりでなんとか無事完走しました。「日本百観音」に数えられる秩父三十四ヶ所の観音霊場を巡礼することを「秩父札所めぐり」といいますが、コース沿いに十二ヶ所の札所がありました。以下その一部をご紹介。
札所5番 語歌堂（ごかどう）（横瀬町／写真左）
札所1番 四萬部寺（しまぶじ）（秩父市／写真右）
コースは秩父のシンボル武甲山が間近にそびえる横瀬町、「秩父音頭」のふるさと皆野町を経て（→「秩父音頭」を収録したCD、カセットの一覧はこちら！）、岩畳や荒川のライン下りで有名な長瀞町（下の写真左は橋から見えた荒川です）と巡っていきます。
椋神社例大祭に奉納する神事、龍勢祭のある秩父市吉田（龍勢は通称「農民ロケット」とも。開催は次の日曜10月13日と間近です！）のあと、歌舞伎が盛ん（小鹿野歌舞伎のHP）で昨今はバイカーの聖地、小鹿野（おがの）町（上の写真右、休憩所前にて）……これらの土地を自分の足で走り、最後の難所・秩父ミューズパークにたどり着きました。
このミューズパークを貫いている名物のイチョウ並木ですが、9月末にして早くも色づき始めていたように思います。ミューズパークといえば、音楽堂でのレコーディング風景をレポートした当ブログ「邦楽技能者オーディション 酒井竹道 レコーディング」を思い出します（CDは近日発売、詳しくはこちらもご覧ください）。
ミューズパークを過ぎたあと、まるで一の谷のような急坂を駆け下り、ふたたび秩父の街へ戻ってゴール。まる一日12時間近く走り続けたので、疲労は極致に達していましたが、とても貴重な体験になりました！
（Tas）
