じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

民謡のお店 浅草 追分に行きました!

みなさま、民謡居酒屋「浅草 追分」には既に足を運ばれたことがありますか?
私は初めて、先月行って参りました。漫画「ましろのおと」ファンで、主人公の三味線の音を<PV>で演じる椿正範さんに会いたい、という人を連れて・・・。

昭和32年の開業以来、浅草は言問通り沿いに店を構えています。東京に現存する最も歴史ある民謡酒場です。店には10人程のプロ・プロを目指す芸人を抱えており、その演奏を楽しむライブハウス形式です。一日に3回の演奏時間があり、迫力ある舞台を見ることができます。今や話題の吉田兄弟の兄、吉田良一郎さんもこの店で修行をしたひとりです。民謡界の登竜門的存在であり、今後の新人育成にも力を入れています。
東京都台東区西浅草3−28−11 Tel:03-3844-6283 FAX:03-3844-0820
営業時間 17時30分〜23時  定休日  月曜日 (以上、お店のHPより)

漫画「ましろのおと」のCD付き5巻特装版で主人公である雪くんの音を演じているのが椿正範さん。そして彼は、津軽三味線奏者として漫画制作上でのアドバイザーもしています。ちなみに、「ましろのおと」に関しては、こちらのブログに詳しく書いているのでどうぞお読みくださいね→


浅草追分では、御座敷に舞台がしつらえてあって、そこで民謡の若い担い手が演奏してくれます。しかも演奏の前後は、演奏する彼ら自身がお客さんとお話ししたり、注文を取ったり、お料理を出してくれたりとマルチに働いてくれます。この日の椿さんは、私の連れの「サインをして!」という要望に丁寧に応じてくださったり、隣に座ってお話ししてくれたり、演奏の合間のトークで私をヨイショしてくれたり・・・・。本当に、サービス満点でした。(椿さんごめんなさい。気を遣わせて・・・)

椿さんは、民謡歌手・おもだか秋子さん、松浦奏貴さん(踊り、太鼓)と「郷みん’S(きょうみんず)」を結成しておられます。そのおもだか秋子さんもこのお店で出演されていたそう。「郷みん’S」は来月11月9日(土)に東京でコンサート(詳しくはこちら→)を行いますので、どうぞ、みなさまお越しください!チケット好評発売中です。

開催日 2013/11/9 土 (14:30開場)15:00開演
会場 西新井文化ホール(ギャラクシティ)東京都足立区栗原1-3-1
東武スカイツリーライン東武伊勢崎線西新井駅下車 東口より徒歩3分
入場料 指定席5,000円/車椅子席5,000円/自由席3,500円

なお、本コンサートで初めて『伝統芸能×伝統工芸』のコラボレーションを行います。コラボするのは、すぐれたデザインで現代のライフスタイルに合う日本の伝統工芸をプロデュースする『RIN』。以前は青山に、そして現在は小川町・ワテラスタワーに店舗があります。今回、職人の方に「郷みん’S」のロゴやイメージを染め入れて頂いた手拭いを、コンサート会場で販売いたします。驚きのデザインです!どんな絵柄かは、どうぞコンサート会場でご覧いただけますと幸いです。

RINのオンラインショップはこちら

さて、話しは戻りまして、漫画「ましろのおと」で重要な役目を帯びてくる、民謡居酒屋「竹の華」の女将・・・。こちらのモデルになっているのが、今回レポートした浅草追分であり、浅草追分の女将です。わたしもテーブルで女将とお話しをしましたが、男も女も惚れる、さっぱりして男勝りでかっこいい女将でした。(美人!)女将曰く「うちで修業した芸人は有名になるわよ。出世するんだから!」(本当です)。一見、一聞の価値あり。是非、一度おいでになってください。

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(弘)